けんぼうが生きていたら、もう一年生のはず - - - 。あまりにもはやく命をうしなってしまった、けんぼうにおくる鎮魂歌。
末っ子のけんぼうは、お父さんが帰ってくる時間に、下駄の音を響かせながら必ず迎えにきて、かばんを持ちます
そのけんぼうが、交通事故であっけなく死んでしまいます
3年たって、生きていたら1年生のけんぼうを、お父さんは帰り道に立ち止まり思いを馳せるというお話です
始まり方からは予想もつかない出来事に、子供たちもショックが大きいかもしれませんが、両親の様子から愛情を注がれているわが身とけんぼうを重なり合わせて、命の尊さを感じ取ってくれるはずです
二又さんの美しい版画絵が抒情詩のように物語ってくれます
読み聞かせするときは十分に下読みをしておかないと泣いてしまいますよ・・・ (風の秋桜さん 40代・その他の方 男の子16歳、男の子14歳)
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