「あげたおはなし」。なにをあげた? あめがふって、たいくつだから・・・りょうてをあげた、てんぷらあげた、こしをあげてそとへでた。 みあげたそらにはにじがでた。だいすきなあの子にたからものあげた。 中山千夏のユニークで可愛らしいお話に個性的なイラストレーター達が絵をつけているシリーズ。 このお話は「がたんごとん がたんごとん」でおなじみの安西水丸の絵。なので、とってもシンプルでのほほんとしていていい感じ。 ことば遊びのかたちをとっているけど、私が好きなのは後半。きつねにもらった宝箱。大きくてうれしいけど、大好きなあの子たちにそれぞれ考えて、わけてあげるところ。 自分がもらったしあわせを、みんなに「あげて」とってもいいきもち!「あげるっていいね、うれしいね。」・・・なんだかとっても大きな事を言ってるような気がしませんか? こんな力の抜けたぽわん、とした画面なのに。こんなのほほんとした女の子から(勝手に)メッセージを受け取ってしまって、こちらがうれしくなっちゃいました。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
大声あげて両手をあげた。ヨイショとあげた、腰あげた。 見上げた空にタコあげた。あげたよあげた、大好きな あの子にあげたタカラもの――。 柔らかな千夏さんの文章に、売れっ子イラストレーターたちがコラボするシリーズ、 第5弾は安西水丸さんとのユニークな〈言葉遊び絵本〉。
あげた 言葉あそびの絵本のおもしろさにも楽しめました
キツネに あぶらあげ あげて お礼にもらった たからもの
なかなか 夢が詰まっていて ステキな宝物もらったね
人にものをあげるというのは あげた本人が幸せになれると言うことなのですね
確かに・・・・ もらった人も嬉しいけれどもね
ラストは きらいなあのこは どうしよう? まだまだ たからはのこっているの
さあ 私なら どうしようかな?
本当に嫌いな人だったら あげても 喜んでもらえないかもって 考えてしまいそうで・・・・
でも 人それぞれの 答えの出し方があるね
裏表紙の あげた たからものをちゃんと上に あげてるよ (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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