
えほんのおはなしのくまのオットーにはとくべつなひみつがあります。 だれもみていないときに、えほんからでていくのです。 あるひ、ひとりぼっちになったオットーはそとのせかいへとびだしました。 にんげんのまちでどんなであいがまっているのでしょう。
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くまのオットーのおうちは絵本の中。
そしてオットーの秘密は絵本から抜け出せること。
ある日家族が引っ越す際にオットーは置いていかれます。
ひとりぼっちになったオットーは町に飛び出していきます。
そして、くじけそうになりながらも、最後に見つけたのは図書館でした。
そこにはオットーと同じように絵本から飛び出してきた仲間もいっぱいいて、そして何より、みんなにオットーのお話を読んでもらえるのです。
絵本から抜け出せちゃうなんて、とっても夢のある設定と、絵本をより一層大事にしたくなるようなお話。
夜中の図書館がこんな風に絵本の中の住人でいっぱいになったら楽しそう!
そしてなにより、自分のお話を子供たちに読んでもらうのが最高の幸せだというオットーを見て、「絵本は大切に読んで、どうしても必要なくなったら、必要としてる人へ譲ってあげたいな」と思わせてくれる絵本でした。 (ほっぺすきーさん 30代・ママ 男の子4歳、)
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