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大きな楠の優しい住人達の心温まる物語。秋の嵐の夜、とび込んできた渡り鳥達は、お礼のコンサートを開いてくれました。
くすのきだんちシリーズの第4弾。
このシリーズが良いのは、その舞台設定。
大きなくすのきが10階建ての団地となっているのですが、子供の頃、秘密基地に憧れ、木に住めたら良いなと想像をしたことがあります。
そんな子供の夢を満たしてくれる設定が◎です。
物語は、嵐の日に渡り鳥の合唱団が嵐を避けてやってくるシーンで始まります。
住人達は暖かく向かい入れるのですが、そのほのぼのとしたやり取りは心に響くものでしょう。
今回何より良いのは、渡り鳥の合唱団の姿形。
とくに、男女が正装した姿は、余りに似合っているので笑ってしまいました。
絵は、お子さんのお好みのテイストで、程よくデフォルメされており、安心して読み聞かせ出来る作品です。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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