昔々、命蓮さんという偉いお坊さんがいた。お坊さんたちは鉢をもって山をおり、家々をめぐって、お米やお金のお布施をもらって歩く。けれども、命蓮さんは山からおりることはなかった。なぜなら…。
お話も面白いのですが、国宝の信貴山縁起絵巻を楽しむ絵本です。
850年以上昔の絵巻物ということですが、少々薄くなった絵の中に、当時の生活が忍ばれます。
信貴山朝護孫子寺の由来が、寄進によるものという受け取りをしたのですが、お布施というものが、強制力を持っていたようで、不思議な感じがしました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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