クリスマスまであと7日。コマドリのロビンは、7枚もっているベストを、さむさにふるえるカエルやモグラやリスたちにつぎつぎとあげて、イブの日には1枚もなくなってしまった。こごえているロビンを見つけたサンタさんは…。厚生省中央児童福祉審議会推薦
あともう少しでクリスマスという朝、コマドリのロビンは、7枚のベストを洗って、1枚1枚丁寧にアイロンをかけていました。ベストを着て外へ出たロビンは、凍えそうなカエルに出会います。可愛そうに思ったロビンは、着ていたベストをカエルにあげてしまいます。カエルは大喜びで帰って行きました。「ぼくには まだ 6枚あるもの」・・・けれども、優しいロビンは、結局残り6枚のベストも全て、可愛そうな動物達にあげてしまったのです。
寒くて羽がかじかんでしまったロビンは、疲れきって眠ってしまいます。夢の中でそりの鈴の音が聞こえ、大きな手がロビンを抱き上げ、白いあごひげで優しくくるんでくれました。そう それは、サンタさんだったのです。
サンタさんの奥さんは、優しく勇気のあるロビンに赤いベストを編んでくれました。決して脱げないベスト、君を見ただけで みんな 心から あたたかくなれるんだ・・・クリスマスのとっても素敵なお話です。 (pirikaさん 30代・ママ 男の子4歳、女の子0歳)
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