ああ いい天気だ いい風だ 太陽が ひとやすみして見おろすと 花や 草や 虫たちが おーい太陽 あそぼ
工藤直子さんによる詩の絵本。 こぼれる太陽のひかりのもと、菜の花やクローバー、ススキやヤツデと会話をしているのは、 モンシロチョウやカタツムリ、アリや赤とんぼ。それに大きな空に吹く風も。
声に出して読んでみると、頭の中で言葉が踊り出し、どんどん心が軽くなってきます。 まるで詩の中にいる虫や花たちと遊んでいるような気持ちになってきて、 ページをめくれば石井聖岳さんが描く、色鮮やかに光り輝く命たちが画面いっぱいに広がっているのです。 これこそ地球パラダイス! 詩の絵本がこんなにも楽しくてうきうきするものだったなんて。
登場する風景やいきものは、工藤直子さんが小さい頃一緒に遊んだ友達、 いわば「おさななじみ」なのだそう。 こんな風に歌いながら、つぶやきながら自然を眺めてたというけれど、 この絵本を読めばその感覚をちょっと味わうことができます。 太陽が残した優しい温度を感じることができます。
子どもたちには、たくさんたくさん読んでほしい! そして、そのまま外へ飛びだしていったら嬉しいな。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
花や草、虫や鳥、たくさんの輝くいのちを載せて地球は回る。 光あふれる鮮やかなパラダイスを描く快作。初コンビによる詩の絵本。
絵がすてきです。
それにもまして詩も素敵です。
子供にすてきな日本語を読んであげたいなと手にした一冊でした。
寝るときに目をつむっていう子によんであげました。
忙しく落ち着いて読むことが少なくなっていたので
そうそう、こういうゆったりした時間大事だったと痛感しました
(らずもねさん 40代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)
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