むかしむかし、パオアルという男の子が、 両親と3人で古いおやしきに住んでいました。 あるとき、おとうさんがるすのあいだに、 おかあさんのようすがおかしくなりました。 パオアルは、おかあさんが キツネのせいでおかしくなっていることをつきとめ、 退治してやろうと知恵をしぼり…? 勇敢な男の子の物語。 第14回BIB金のりんご賞受賞作の新装版を邦訳。
パオアルが、母親に取りついたキツネを退治するために大活躍する物語ですが、父親に話すこともせず、かなり危険な行動をとるところにはどきりとしました。
大活躍ではあるけれど、単純には喜べないところが印象的です。
キツネにとりつかれた母親の狂態と、心を奪われてしまった事が、意味深長にも取れるのは、深読みし過ぎでしょうか。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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