私が知っていた さんねんねたろうの お話しとは違いました。
このお話しを 語りでききました (えっ?)と思いすぐに絵本を読みました
ダイアン・スナイダー作 * アレン・セイ絵 なんと外国の人の作品だったのです
絵がなかなか 緻密で うまく日本の長屋の様子が描かれていて
さすがよく学ばれていると思いました
お話しも なまけ者の太郎が 悪知恵を働かせて かねもちの商人をうまくだまして 氏神様のおつげだと 商人の娘を嫁にもらい幸せに暮らす めでたしめでたしのお話しですが・・・・
おっかさんの存在もおもしろく描かれていて笑えます
このお話の後書きを見れば なぜ このような お話しができたのかが良く分かります
昔の農民は 士農工商という身分制度の上では 武士の次の位なのに 貧しさから逃れられずに暮らす農民のいらだち 知恵がおもしろく描かれています
人間平等にはほど遠い 世の暮らしへの人々の願いを感じます
おもしろいお話しでした
皆さんも是非読んでみて下さい! (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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