この絵本にはいろんなタイプのお父さんが出てきます。かっこ良かったり、力持ちだったり、おもしろかったり。宮西達也先生はそれぞれの動物の特徴を上手くとらえて、魅力的なお父さんをたくさん描いてくださいました。原画は色鉛筆で描かれています。線の方向を変えながら、ひとつひとつ塗っていく作業はとても根気がいるそうです。よーく見ると、色鉛筆の細かい線が見えますよ。 お父さんは子どもの憧れです。怒られると怖いけど、やっぱり大好きなのです。お父さんへの愛情がいっぱいつまった絵本です。
それまでの宮西先生の作品とは一線を画しているとさえ思いました。私は、子供を叱ってしまった後に、子供がちゃんと「お母さん大好き」と言って戻って来てくれる母親になれているだろうかと少々不安になりました。実は深いお話。 (梅木水晶さん 30代・ママ 女の子5歳、男の子3歳、女の子0歳)
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