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昔、ガーシャンという村では、9つの頭を持つ怪鳥に襲われて、人々がさらわれていました。村の勇敢な若者アジクは、怪鳥を退治しに仲間と山に登りましたが、仲間はみな暗い洞窟に吸いこまれ、アジクひとりが残りました。アジクは、フジの蔓に変えられていた娘の知恵と力を借りて洞窟にたどりつき、怪鳥の首を切り落としますが、怪鳥の血を浴びて倒れてしまいます。騎馬民族の子孫である満族に伝わる民話を中国の画家が描きます。
中国満族の昔話だそうで、絵も、とてもマッチしていました。
ただ、外国の・・・となると、子供には馴染みが無くて、おもしろくないかな?と思ったのですが・・・。
それは、杞憂に終わりました。
二人とも、じっと絵を見つめ、話に耳を傾け・・・熱中していました。
アジクがピンチになると、どきどきし、上手くいくと、ほっとする・・・。
そんなお話でした。
私も、子供と一緒になって、どきどきしながら読んでいました。
かわいそうな最後でしたが、子供たちも、心に残ったようで、「またよんでね」と言ってくれました。
また、折を見て、読んであげたい一冊です。
(れんげKさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子5歳)
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