新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ロングセラー
どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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げん先生

せんせい・30代・宮崎県

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げん先生さんの声

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なかなかよいと思う 味方の絵本を連れていく−低学年の場合  投稿日:2006/05/01
ありんこぐんだん わはははははは
ありんこぐんだん わはははははは 作・絵: 武田 美穂
出版社: ポプラ社
小学校低学年に読みきかせに入るとき,最近の味方は『ありんこぐんだん』(武田美穂,理論社,2002)です。木城えほんの郷でみやにしたつやさんに読んでもらってから,私の心強い味方でいてくれます。「わっはっははっは」というところが男性ならではの低い声が活かせて、心地よく読むことができます。大人にはぜんぜん伝わっていきませんが,子どもたちはおおいに笑ってくれます。
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自信を持っておすすめしたい わからせようとしない  投稿日:2006/04/30
かずあそび ウラパン・オコサ
かずあそび ウラパン・オコサ 作・絵: 谷川晃一
出版社: 童心社
 数学は苦手だった。イメージがわかないからです。2進法の101は10進法で5ですが、私はいまでも指で数えて計算してしまいます。2進法は0と1しか使わないと言われても、0・1の次に繰り上がると言われても、2進法はコンピュータに使われると言われても、おもしろくは思えませんでした。
 『ウラパン・オコサ』は、2進法の絵本です。数をテーマにした絵本では、『ママ!』(ラモ・マリオ、平凡社、2004年)もおもしろいと想いますが、『ウラパン・オコサ』ではどっぷりと数の世界に、はまってしまいました。『ウラパン・オコサ』を読むと、位を取るということが、括るということとピタッとはまった感覚に襲われます。その感覚が嬉しくて、子どもたちと数の世界の不思議さを共有したいと想って読んでいます。でも、読み聞かせには、子どもにお決まりのメッセージを伝えようとしたり、何かをわからせようとするのは禁物です。そうした大人の嫌らしさを子どもは敏感に感じとります。
 『ウラパン・オコサ』では、ウラパンとオコサということばの響きの不思議さや心地よさを味わいたいし、最後まで読めば絵本には書かれていない自分の指や持ってきた絵本でも数を遊ぶことができます。数え方の説明も過不足なく、絵本のなかでしてくれています。何も説明を加える必要も、ことさら解説をする必要もありません。私はいつも、『ウラパン・オコサ』のすっきりさに身をゆだねて、子どもとのやりとりを心から愉しんでいます。
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自信を持っておすすめしたい 読みきかせには味方の絵本を連れていく  投稿日:2006/04/27
パイルドライバー
パイルドライバー 作・絵: 長谷川 集平
出版社: 復刊ドットコム
 長谷川集平さんを昨年の6月に大学にお呼びしました。そのとき、長谷川集平さんは『日曜日の朝』や『トリゴラス』は読まれていましたが、『パイルドライバー』が紹介されたかどうかは覚えていません。『パイルドライバー』には、男の子の恋心が描かれているので、私は大人の絵本だと想いこんでいました。読みきかせには向かない本だと決めつけていたのです。
 「パイルドライバー!」腹に力を入れ、少し濁声で題名を心地よく響かせると、プリントをしていたり、ともだちと話している子どもたちもすっと絵本にひきつけられます。少々ざわついていようがお構いなしに読みきかせを始めることができます。どきつく鮮やかな絵が子どもの目をとらえ、端的なことばは子どもにやわらかい声で触れていきます。「ファイヤー!ブハッ!」で教室は笑いに包まれ、和やかなひとときを子どもたちと共有することができます。『パイルドライバー』を子どもたちに読むようになって、はじめて子どもたちから長谷川集平さんの凄さを教えてもらいました。自分で読んでいるだけではわからなかった『パイルドライバー』のおもしろさに気付かせてもらいました。絵本は、子どもに読ませる本でも、自分で読む本でもなく、子どもたちに読む本であり、誰かに読んでもらう本なのだと思います。
 読みきかせに教室に入ることは、私にはとても怖かった。子どもたちは、その本がおもしろいのかおもしろくないのかを直に伝えてきます。今日はうまく読めるだろうか。子どもたちは聴いてくれるのだろうか。読み聞かせに入る前に、不安が襲ってくることもありました。『パイルドライバー』は子どもたちに教えてもらった心強い味方です。たとえ、読みきかせの時間に読まなくても、私は『パイルドライバー』をいつも持っていきます。
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