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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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やこちん

ママ・50代・兵庫県、女の子20歳

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やこちんさんの声

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ふつうだと思う やさしさのさざなみ  投稿日:2022/01/27
ひとりひとりのやさしさ
ひとりひとりのやさしさ 文: ジャクリーン・ウッドソン
絵: E.B.ルイス
訳: さくま ゆみこ

出版社: BL出版
ものすごく胸が痛い本でした。

転校生のマヤ。
その異質さに触れ
仲間外れや嘲笑などで、はじいてしまう、あたし他大勢の子供たち。
いじめの構図は似たり寄ったりで
どこにでもあるのだなぁと、昔を思い出したりしました。

先生が、洗い桶の水に小石を落とし、さざ波をたたせて
「ひとりひとりのやさしさは、さざなみのように広がっていく」というのですが、
私は、このたとえは逆ではないのかと思ってしまいました。
マヤが小石で
投げ入れられたがために、その異質さが伝播して、周りが動揺する・・。

みんなが心にやさしさを持っていると同時に
平気で傷つけてしまう残酷さも持ち合わせていると思っています。

人の心は単純でいて複雑です。
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なかなかよいと思う 横井さんは何を残したのか  投稿日:2022/01/10
よこいしょういちさん
よこいしょういちさん 作: かめやま えいこ
出版社: KTC中央出版
残留日本兵の横井さんといえば
「よっこいしょういち」というギャグもあったんだけど
知っている人はいるだろうか・・(^^;

正直、
ただ逃げていただけの人だという印象しかなかったが
ただ逃げるだけにしても
過酷なジャングルで生き延びた実績は
ただものじゃなかったんだなぁという感想です。

むだな書き込みが何もない
切り絵の絵本だからこそ
直球で胸に来るものがあります。

もともと服の仕立て屋さんだったからできたことなど
人生で経験することに
無駄なことはないんだなぁと思わされもしました。

学びの多い絵本です。
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自信を持っておすすめしたい かわいい  投稿日:2022/01/04
きつね山の赤い花
きつね山の赤い花 作: 安房 直子
絵: えがしら みちこ

出版社: マイクロマガジン社
お豆腐屋の娘・ゆみこと、きつねの女の子の交流を描いた
とてもかわいらしい物語です。
安房直子さんのお話は、
読み手に少女の心を思いださせてくれ、
とてもやさしく美しくかわいいのが、たまらないですね。

きつねの子が木の葉でおままごと道具を作るところや
ゆみこが、その道具に魅せられて、
相手がキツネだということもそっちのけで
「いれて」と声をかけ
いっしょにお母さんごっこが始まるところとか
本当にかわいいです。

ゆみこが豆腐屋の娘だというところも、実は伏線で、
きつねの好物・油揚げが登場し
また
店の油揚げを失敬してきたお母さん狐が
ゆみこの指に赤い花でマニュキュアを施して
ちょっとした口止めをしてしまうところも
かわいく美しいファンタジーだと思います。

やさしさに包まれるような読後感が、たまりません。
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自信を持っておすすめしたい 名前を呼ぶこと  投稿日:2021/12/07
なまえのないねこ
なまえのないねこ 作: 竹下 文子
絵: 町田尚子

出版社: 小峰書店
猫がとてもリアルに描かれています。
低い目線からの描写が多いので
自分も街を歩く猫気分に!

しかし
この本の本当の肝は
「名前」
名前のない野良猫は、
名前が欲しかったわけじゃなくて
名前を呼んでほしかったのです。

あぁ
大人にも、いろんなところで感ずるところのある話だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 美しいです  投稿日:2021/12/07
かぜのおまつり
かぜのおまつり 作: いぬい とみこ
絵: 梶山 俊夫

出版社: 福音館書店
自然の中の音の描写(絵も物語も)がとても美しく
ずっとずっと眺めていたいような本です。

本格的に寒くなる中
暖かい部屋で、
たくさんでなく、親子対面で
やさしくやさしく読み聞かせたい・・。

そんな、美しいお話です。
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自信を持っておすすめしたい 希望のあるお話  投稿日:2021/12/07
半日村
半日村 作: 斎藤 隆介
絵: 滝平 二郎

出版社: 岩崎書店
半日村というタイトルと、ちょっと陰のある感じの表紙で
てっきり、陰鬱な話だと思って手を出していませんでした。
こんなに希望のある話だったなんて!!

一日のうち半日しか日の当たらない村のお話なんですが、
一人の男の子が、
毎日毎日山からてっべの土を袋に詰めておりてくるのです。
変なことしていると思っていた人たちも、
ひとりふたりと、その活動に加わり始め、
たくさんの人が何年もかかわる一大事業に。
とうとう日の出とともに、村に日が差すところまで達成!!

「すごい」と声がでました。
あきらめず努力することが
こんなにも詰まったお話だったのですね。

たくさんの子供たちに読んでもらいたいです。
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自信を持っておすすめしたい リンゴが嫌いなワルター  投稿日:2021/12/07
おばけリンゴ
おばけリンゴ 作: ヤーノシュ
訳: 矢川 澄子

出版社: 福音館書店
リンゴの木を持っていたワルター
でも花が咲かなければ、実もならない。
「ひとつでいいから、りんごがなりますように」と祈りながら眠ると・・。

そこから巻き起こるいろいろな事件が
とってもユニーク。
そしてなにより、
そんなにリンゴを願っていたワルター自身が
リンゴが嫌いって・・。

うそっっと思わず声ができました。

突っ込みどころ満載の、楽しいお話です。
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自信を持っておすすめしたい プレッツェルの形  投稿日:2021/11/16
プレッツェルのはじまり
プレッツェルのはじまり 作: エリック・カール
訳: アーサー・ビナード

出版社: 偕成社
あのエリックカールが、こんな本を書いていたなんて初めて知りました。

動物や花や昆虫が
カラフル描かれているお話が多い印象なので
表紙を見て
「人間が描かれてる」と、意外な気持ちで読み始めました。

お話は、パン屋さんがプレッツェルを開発する秘話なのですが
あの独特のプレッツェルの形の裏話も面白かったけれど
あとがき(作者のことば)がとても印象深く、素敵なお話でした。

作者のエリックカールはドイツ育ちで
たくさんのドイツの昔話を聞かせてくれたおばあさんのお話の一つに
このプレッツェルの発明があったこと。
おじさんがパン職人だったこと。
そういう人たちに感謝の気持ちをこめて、本を書いたこと・・。

「もう一つの物語」を感じる
あたたかい一冊です。
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なかなかよいと思う ティラノサウルスの最後  投稿日:2021/11/16
キラキラッとほしがかがやきました
キラキラッとほしがかがやきました 作・絵: 宮西 達也
出版社: ポプラ社
いつも心にグッとくる「ティラノサウルスシリーズ」

今回も、恐竜を擬人化しての
人情話がつづられてています。

いつも通り「赤い実」が隠喩のように描かれます。

私にとっての赤い実は何なんだろう・・と
ふと、立ち止まりました。

ただ・・
ちょっとマンネリ化だよな・・(^^;
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自信を持っておすすめしたい 何色?カメレオン  投稿日:2021/11/16
カメレオンのかきごおりや
カメレオンのかきごおりや 作: 谷口 智則
出版社: アリス館
カメレオンのかき氷屋さん。
世界中で集めた、特製シロップで
みんなが幸せに!!

でも、ふと
「自分は何色なんだ」という疑問とともに
悩みだします・・。

カメレオンが最後に
「みんなの色を集めて、何色にでもなれる」という言葉は深いです。

カラフルな本編と対照的な
単色の線画だけの
ボタニカルな感じの表紙裏が素敵でした。
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