新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

MKN

ママ・40代・、男の子11歳 男の子9歳

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MKNさんの声

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なかなかよいと思う 眠りたくない時だってあるさ  投稿日:2016/11/29
ぼくはちっともねむくない
ぼくはちっともねむくない 作: クリス・ホートン
訳: 木坂 涼

出版社: BL出版
布団に入ってすぐ眠る子もいれば、眠らない子もいる。
我が家の長男は、後者。主人公のクマの子みたいに、よく「眠くない!遊ぼう!」と言う。
親からすれば早く寝てほしいけれど、自分も小さい頃、よく同じ事を言っては母を困らせていた。
クリスマスの興奮が醒めなかったり、明日の遠足が待ちきれなかったり、その時によって理由はまちまちだったけれど、いつだって子どもにもちゃんと理由があったのだ。
そう考えると、我が子にも「早く寝よう」と無理強いできなくなる。それに私は、寝ろと促されるほど、「寝るまいぞ」と反骨心を出していたし…。
だからこういう時は、のんびり待つ方が案外、早く寝てくれる。柔よく剛を制すとはよく言ったもので、この母グマのように、「やっと眠くなったのね」とユルいくらいでいいのだ。
疲れていると難しいけれど、できるだけガミガミ母さんは置いておこう。そして、のんびり構えた母グマになろう。
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自信を持っておすすめしたい つながれていく命のお話  投稿日:2016/11/29
だいじょうぶだよ、ゾウさん
だいじょうぶだよ、ゾウさん 作: ローレンス・ブルギニョン
絵: ヴァレリー・ダール
訳: 柳田邦男

出版社: 文溪堂
子どもの頃、死ぬことが怖くて仕方なった。
交通事故で近所の子が亡くなった時も、高校の同級生が亡くなった時も、悲しくて怖くて仕方なかった。
そして、30を過ぎた今でも、やはり死ぬのは怖い。
しかし反面、年を重ねるうちに、不思議とその恐怖が小さくなってきたように感じる。
もちろん子どもたちもまだ小さいし、現世に未練はたっぷりあるから、まだまだ元気でいたい。
けれども一方で、「今、死んだら、それも運命かな」と、自分の死と向き合えるようになってきた部分もある。

ゾウは長い人生で、親や友達など、たくさんの愛する者たちを見送ってきただろう。もしかすると、ゾウも最初はネズミのように死を恐れ、誰かの足にすがりついたかもしれない。
しかし、その中でゾウも「死は恐れる物ではない。自然な事だ」と少しずつ向き合えるようになったのだ。
だから、「いっちゃいやだ」と恐れるネズミに何も言わなかった。諭しも怒りもせず、ただ普段通り楽しく過ごし、ネズミの成長を待ったのだ。

ネズミが吊り橋の修理ができたと告げると、ゾウは「きみが、きっと手だすけしてくれると思っていたよ」と言った。
ここに至るまで長い月日が流れ、ゾウは目が見えなくなり、物忘れするようになり、せきが出たりするようになった。口にはしないけれど、きっと体はボロボロだったに違いない。
それでも何も言わず、じっと待っていられたのは、ゾウがネズミを心から信じていたからだろう。
その揺るぎない信頼に、ネズミは見事に応えたのだ。

何れ、ネズミも「ネズミの国」に旅立つときがくるだろう。その時には、きっとネズミを愛する誰かが、旅立ちを見送ってくれるに違いない。そうやって、命はつながれていくのだ。
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自信を持っておすすめしたい ありのままのライオンを受け入れてくれた  投稿日:2016/11/29
としょかんライオン
としょかんライオン 作: ミシェル・ヌードセン
絵: ケビン・ホークス
訳: 福本 友美子

出版社: 岩崎書店
図書館では、走ってはいけません。大きな声を出してはいけません。その他にも守らなければいけない決まりはたくさんあります。
けれど、その決まりを守りさえすれば、誰でも図書館に来て本を楽しんでもいいのです。
だから、例えライオンであっても、メリウェザー館長はライオンを図書館に迎え入れます。だって図書館に、「ライオンはダメ」なんて決まりはありませんからね。
ライオンは毎日やって来ては、フサフサの尻尾で掃除したり、手紙を出す手伝いをしたり大活躍。図書館になくてはならない存在になります。
ライオンにとっても、いつしか図書館は、単に本を楽しむだけの場所ではなくなっていました。決まりを破り大声でガォーっと吠えたのも、大好きなメリウェザー館長を助けるためでした。
そう、図書館は、ライオンにとって、ありのままの自分を受け入れてくれる大切な居場所だったのです。
普通、図書館にライオンみたいな猛獣は入れてはくれません。でも館長にとって、人間だとか猛獣だとかは関係ないのです。本が好きで、みんなが本を楽しめるように決まりを守りさえすれば、誰でも歓迎なのです。
この本を読んでいると心が温かくなるのは、きっと、この図書館に本当の意味での公平さと寛容さがあるから。ありのままの自分が受け入れらる場所が図書館なんて、素敵だなあ。
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