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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

『世界一受けたい授業』で紹介!京大の動物博士監修の「答えのない問いに向き合う力」を育てる新感覚の絵本

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アダム&デヴ

ママ・60代・青森県、男の子26歳

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アダム&デヴさんの声

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自信を持っておすすめしたい 絵本の語り手に先を越され  投稿日:2009/10/07
リンゴのたねをまいた おひめさま
リンゴのたねをまいた おひめさま 作・絵: ジェーン・レイ
訳: 河野 万里子

出版社: 徳間書店
 ある国で、お妃さまが亡くなられ、残った姫三人に形見分けが。
 長女は、かかとの高い靴を、次女は真珠のちりばめられた銀の手鏡を。
 そして、三女は木でできた宝箱を。
 王様は、まもなく気弱になり世継ぎを決めたいので、次の王にふさわしいものを見せるよう、姫たちに告げます。
 姉たちは、王としての権勢を世の人々に知らしめる為、月や星にとどくようなりっぱな塔造り。 
 三女のセレニティ姫は?、と考えているタイミングで、
 
 もしかしたら、みなさんはセレニティが一番賢くて綺麗と思ってでいるでしょう。おとぎばなしでは、そういうことがおおいですもんね。

 と、絵本の語り手に先を越され、『こんなの初めて〜』と笑ってしまいました。

 亡き母の木箱を開け、りんごの種を植えることに…。
 食卓にのぼったデザートフルーツの種まで、どんどん植えていきます。
 タイミング良く、出てくる出てくる宝の木箱から。
 雨のしずく、虹のかけら、星の鳥の羽。
 みんな、詩のような表現の宝が、セレニティを助けます。
 お城の前の風景が、明るい緑色になった様子は、王でなくともため息が出ます。
 シェークスピアの『リア王』のようにならず良かった良かった。
 読後、「この王様、りっぱな王様じゃん。」と横浜育ちでもないのに、“じゃん言葉”の息子でした。
 
 小学校低学年頃から楽しめると思います。
 1.2年生にはお家の方が、ゆっくり読んであげるのも良いと思います。
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自信を持っておすすめしたい 冷え切っていた自尊心をあたため  投稿日:2009/10/07
てん
てん 作・絵: ピーター・レイノルズ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: あすなろ書房
『っぽい』を先に読みました。
  それではと、こちらも手に取ってみました。
1ページ目から、ふてっくされている女の子(ワシテ)。
 絵が嫌いなのか、何かの理由で嫌いになったのか、とにかく自分にまで嫌気がさしているような様子です。
 先生の促しによって、白い紙につけられたしるし、それが、てん。
 翌週絵画室に飾られた額縁入りのワシテの作品。
 『えっ、…。』って思いました。
 
 意欲をこどもたちに持たせることは、親や教師にとってとても難しいことだと思います。
 この先生は、ワシテのやけでおしつけたような「てん」を作品として尊重し、ワシテを動かしました。
 冷え切っていたワシテの自尊心をあたため、無限の可能性を自らきりひらく喜びを与えてくれました。
  
 エンデイングを読んで、“良い出会いは、次の良い出会いを導くもの”だなと、あったかい気持ちになりました。

 巻末に、水彩絵の具と“紅茶”で描いたと記してあり、驚きと新たな興味で読み直しました。
 息子は、「スゴー、芸術だ〜。ぼくもやってみるかな〜。」ってなことを言っていました。
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自信を持っておすすめしたい “あきらめない。”って、心が強いこと  投稿日:2009/10/06
木を植えた男
木を植えた男 作: ジャン・ジオノ
絵: フレデリック・バック
訳: 寺岡 襄

出版社: あすなろ書房
 一人の若者が、フランスプロバンス地方の山深い地域に足を踏み入れ、出会った男の話。
 若者と男(エルゼアール・ブフィエ)の出会いから、34年間にわたる話です。

 厳しい環境に人間社会も荒廃し、自然も瀕死状態の中に男は住んでいた。
 家族を失い世間から身をひいて、孤独の世界へ。
ゆっくり歩む人生に、喜びを見いだしていた。
 
 しかし、ここからが彼の人格をうかがわせる行動。
 
 ただのんびりと過ごすより、何か為になる仕事をしたい。
 木のない土地に良き伴侶をと考え、不毛の地に生命の種を植え付ける事を決意。
 気の遠くなるような作業を黙々とおこなう男(エルゼアール・ブフィエ)。

 無口な男の手と魂が、なんの技巧も凝らさずに、長い年月をかけ、作り上げたこの神の御業にも等しい偉業。 
 
 魂の偉大さのかげに潜む、不屈の精神。
 心の寛大さのかげに潜む、弛まない情熱。
 これらがあって、すばらしい結果がもたらされる。
 
 という、結びの文に感動してしまいました。
 
 色を失った世界の描写から、巻末に向かい明るいトーンの色が増えていき、生気と安らぎを取り戻した様子が美しい。
 圧倒される内容を臨場感たっぷりに、読者に伝えてくれる素晴らしい絵でした。
 
 “名誉も報酬ももとめない、おくゆかしい行いは後の世の人びとにあまねく恵みをほどこすもの。”
 
 という巻頭の文が、読後心にしみいります。
 
 「“あきらめない。”って、心が強くないとできないね。」と、息子がポツリ。
 一週間程連夜、読んでいました。
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自信を持っておすすめしたい 力が抜けるほど可愛くなっちゃって  投稿日:2009/10/06
おばけのめをみて おとうとうさぎ!
おばけのめをみて おとうとうさぎ! 作・絵: ヨンナ・ビョルンシェーナ
訳: 菱木 晃子

出版社: クレヨンハウス
 スウェーデンの森の妖精トムテの出てくるお話です。
 主人公は、おとぎの国にくらすうさぎの6人家族。
 うさぎのお家は、おとぎの森のとても素敵なところにあります。
 でも、ちょっと森の中に入ると恐いおばけが住んでいます。
 ある日、パパうさぎが、ブルーベリー・パンケーキを焼こうとしたらブルーベリーが足りません。
 一番恐がりなおとうとうさぎが森へ摘みに行くおつかいを頼まれて…。

 まちがって入ってしまった森の奥は、本当にちょっと恐いです。
 でも、トムテに会って私もほっとしました。
 おばけをみたら、ちゃんとおばけの目を見るんだというところで、息子が、「なるほど〜」と一言。
 家へついても、恐怖心がおさまらないおとうとうさぎの気持ちがよくわかります。
 お風呂に入ったとたんに、力が抜けるほど可愛くなっちゃったおばけに、親子で大笑いしました。
 見返しにある“おとぎのもりのちず”も楽しいです。
 息子は地図を見てから、再読していました。 
 5・6歳頃から楽しめると思います。
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自信を持っておすすめしたい ほろりときて微笑ましい  投稿日:2009/10/06
アストンの石
アストンの石 作・絵: ロッタ・ゲッフェンブラード
訳: 菱木 晃子

出版社: 小峰書店
  道ばたで石を見つけると、かわいそうになり家へ持ち帰る主人公アストン(ルックスは犬です)。
 かいがいしく、ベットに寝かせたりお風呂にいれたり。
 だんだんエスカレートしていき、部屋中手作りの小さいベッドにお布団を掛けた石 石 石。
 
 笑いました。
 3歳当時の息子も、夢中でした。
 彼は、白くて平べったい石がお気に入りで、ガラス細工の入ったケースに勝手に陳列していましたっけ。
 そのあとは、漬け物石のような大きいのをどこから見つけてくるのやら、玄関にゴロゴロ。
 
 なんといっても、ほろりときて微笑ましいのは、アストンが、石たちにかける情です。
 『こんな冷たい所に』、『こんな寒い日に』、と石を哀れみ連れて帰る様子が、可愛らしい。
 さて、パパとママはどう対処するのかな〜と思ったら、パパ素晴らしい、ナイスアイディアです。
 最後のページは、「アストンの収集癖は続きそう」と笑いを誘います。
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自信を持っておすすめしたい 遊ぼうと頭をひねるシムシミが笑えます  投稿日:2009/10/05
さびしがりやのトッケビ
作: ハン・ビョンホ
出版社: (不明)
  トッケビは三国時代から文献にお話が出ているほど昔から韓国人に親しまれてきましたそうです。 善良な人々に施しを与えたり、悪い人を懲らしめたりすることもありますし、知恵が足りずに人間に騙されることもあります。
たくさんのお話の中の人々は、随分警戒し怖がっている場面が多いようです。

 さて、この絵本は『パパといっしょに』の ハン・ビョンホさんの作品です。

  シムシミというの名のトッケビは、山奥に暮らし友だちもなく、楽しい遊びもないので、いつも寂しそうにしていました。
 ある日遠くの村までおりてみることに…。
 村人はおびえ逃げだし、相手をしてくれるものがなく、子犬に出会って…。
 トッケビのキャラクターが、憎めないひょうきんな顔つきです。
 背景の昔の韓国の山々、民家の様子も 素敵です。
 一生懸命、遊ぼうと頭をひねるシムシミが、“こわいトッケビごっこ”を思いつく場面は、笑えます。
 つながれた、家畜たちのうなだれた様子に息子が大笑い。
 終盤でのパニック状態のシムシミの表情は、ちょっと気の毒になりました。
 ラストのページの背中は、本当に寂しそうです。
 見返しの絵の意味が、読後『なるほど』と思わせられました。
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自信を持っておすすめしたい これぞプロという堀りっぷり  投稿日:2009/10/04
すっとんだちょうべい
すっとんだちょうべい 作: ひがしおあやこ
絵: 梅田 俊作

出版社: ひかりのくに
 縦開きの日本の昔話ということで、面白そうだな〜と、手に取りました。
 とんでもなく大きいだいこんを、じさまとばさまで引っ張れず、いどほりちょうべいに、頼みます。
 21日もかかって、だいこんのはしっこについたちょうべい、上のじさまとばさまに引っ張ってもらったら、ブッチン! つかまっていただいこんのしっぽが切れて…。

 縦開きに納得です。
 まあ、だいこんの大きく長いこと長いこと。
 ちょうべいが、だいこん堀りをしている様子に大笑い。
 超スピードで、これぞプロという堀りっぷり。
 おみごとおみごと。
 
 あわてんぼうのちょうべい、このあとの異世界を下へ行ったり、上へ行ったり奇想天外なお話が息子にはうけました。
 最後もおおうけでした。
 だいこんのおいしくなってくるこの季節、3・4歳頃のお子さんと楽しめると思います。
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自信を持っておすすめしたい 技術の凝縮された精緻な作品  投稿日:2009/10/04
アンジェロ
アンジェロ 作・絵: デビッド・マコーレイ
訳: 千葉 茂樹

出版社: ほるぷ出版
 建築デザインを学んだ方らしい、その技術の凝縮された精緻な作品だと思います。
 舞台はイタリア。
 古い教会のかべの塗りかえ職人アンジェロ。
 年老いてはいるが、大好きな自分の仕事に一生を捧げてきた。
 ある日、いつも作業の邪魔になるハトを一羽見つけた。
 だがそのハトは、傷ついていた。
 孤独な一人暮らしの家に心ならずも連れ帰り、ハトを手当し、やがてアンジェロとハトの間に、言葉を介さない友情が生まれ…。

 足場を組んだ教会や休日に訪れる遺跡、そして他の建物の描写を見て、『カテドラル』−最も美しい大聖堂のできるまで−等の、素晴らしい作品を思い出します。(1991年『Black and White』で、コールデコット賞金賞を受賞)
  アンジェロという主人公の命名も、ミケランジェロを想起させられました。
 傷ついたハト(シルビア)が横たわるベッドのページで、、息子は「すご〜い。」と感嘆の声をあげていました。
 終盤、年老いて行くアンジェロを見守るシルビアと、自分亡き後のシルビアを心配するアンジェロの姿に熱いものがこみ上げてきます。
 教会と調和したシルビアの新しい家は、アンジェロの残したあたたかい最後の芸術だと思いました。
 小学校中学年頃から、一人で読み楽しめる作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 私まで調子づいちゃって  投稿日:2009/10/04
ちゃっくりがきぃふ らくご絵本
ちゃっくりがきぃふ らくご絵本 作: 桂 文我
絵: 梶山 俊夫

出版社: 福音館書店
 落語絵本です。
 世の中にはどうしようもない男がおります。
 って、言うのが落語の定石でしょうか。
 この男さきちも、仕事が長く勤まらない。
 隣町のおじさんの家へ、仕事をくびになったその足で。
 おじさんも、あきれ果て、家にあるものをざるに入れ、「これを売ってこい」と…。

 ざるの中身を見て、その取り合わせが面白くて笑っちゃいました。
 さてさて、さきちは全部売ることができるでしょうか?

 さきちの商売の様子が楽しそう。
 人生を謳歌してるな〜。
 長生きできそうなひとだな〜。
 それにしても、これだけ夢中になれるなら、自分にあった仕事が見つかれば、うまくいくと思うのですが。
 繰り返される客寄せの呼び声を読んでいるうちに、私まで調子づいてしまいました。
 上方落語の関西弁は、このぬけた話にとっても合っていました。
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自信を持っておすすめしたい ずんずん一緒に上へ上がって行っている気分  投稿日:2009/10/04
30かいだての30ぴき
30かいだての30ぴき 作: やすい すえこ
絵: 杉田 比呂美

出版社: フレーベル館
 こんな縦開きの絵本もあるんですね。
 図書館で何気なく手に取ったのですが、開いてみてビックリ。
 これは、楽しい。
 読んでいる人たちで会話がはずみそう。
 
 3階建てのビルの1階。
 おばあさんが、30匹の猫と暮らしていました。
 花屋さんからのお届け物で、ドアを開けたら、猫たちが出て行っちゃった。
 1階から2階への階段の所に1匹目が。
 2階から30階まで各1匹います。
 探してあげてね、という絵本です。

 ねこちゃん探しも楽しいですが、各階のお部屋の様子がまた楽しい。
 各階の階数を表す数字も絵の右側に書いてあり、わかりやすいです。
 ページを捲るごとに、ずんずん一緒に上に上がって行っている気分です。
 同じ時間に、人は色んな事をしているもんですね。
 11階と26階が息子は、気に入ったようです。
 閉じた後表紙にもニッコリです。

 小さいお子さんと、珍しいスタイルのこの絵本を楽しんでみてください。
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