かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)
これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!
- 笑える
- 盛り上がる
- ためしよみ
かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)
これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!
絵本紹介
2023.10.19
ふわふわふにゃふにゃの時期を経て、少しずつ自分の感情を出してくれる0.1.2歳の赤ちゃん。何を考えているのか分からないようでも、意外と刺激を求めているこの時期の赤ちゃんは、絵本の言葉や絵に反応して、大人よりもその世界を楽しんでいます。
『ごろん ごろごろ』の真似をしてごろんとしたり、『しろくまちゃんのほっとけーき』をおいしそうにもぐもぐしたり、ゾウの鼻の行方を心配したり。「いやいや」だって立派な感情表現。『いやいやいちご』を一緒に読めば、来たるイヤイヤ期の心構えも変わるはず。
嬉しい、眠い、気持ちいい、おいしい、嫌だ、面白い、楽しい、きれい……。今回ご紹介する絵本はどれも、絵やおはなしを通じて、いろんな感情を教えてくれるものばかり。赤ちゃんの心が動く瞬間が、きっと伝わってくるはずです。みずみずしい感情の萌芽を、ゆっくり丁寧に育んでいきましょう。
出版社からの内容紹介
「ふぁ〜」と大あくびした、いちごのあかちゃん。
クッションの上で、「ごろん ごろごろ ひとやすみ」。
ふふふふふって、とっても気持ちよさそう。
バナナの父さんはソファーで、るるるるる。
じゃがいものきょうだいは座椅子で、ぽぽぽぽぽ。
みんな好きなところで“ごろん ごろごろ”して、にっこり笑顔に。
みかんの母さんと父さん、きんかんの子どもたちはどこで“ごろん ごろごろ”するのかな?
読んでいるとなんだかほっとして、心がほんわかする一冊。
おやすみ前にもぴったり!
この書籍を作った人
1968年愛知県生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業後、イラストレーターとして活動。ボローニャ国際絵本原画展で入選を重ね、スイス、イタリア、スペインなど海外でも絵本を出版。絵本作品に、『くっついた』『ゴリラのおとうちゃん』(こぐま社)、『ちいさなおうさま』『おおきなおひめさま』(偕成社)、『バスがきました』(童心社)、『おしり』『よしよし』『りんごがコロコロコロリンコ』(講談社)など多数。
出版社からの内容紹介
Bonjour!
フランスうまれ・世界中で人気のファーストトイ「キリンのソフィー」がおしゃれな絵本になりました。
ソフィーと一緒に、はじめてのおさんぽにでかけよう。今日はどんな出会いがあるかな?
ーー
はら はら かさり
なにかな なにかな?
おちば かしゃくしゃ
あきだね、ソフィー。
ーー
おもちゃと一緒に優しく読み聞かせることで、赤ちゃんの想像力、豊かな感性を育みます。
「ソフィー」をお子さまのお名前に変えて読むのもおすすめ。
さらに、お子さまのお写真を貼ったり、メッセージやお名前を書きこんだりできる<Birth Memory>のページつきで、出産のお祝いとしても喜ばれます。
この書籍を作った人
1984年、福井県生まれ。2007年、京都精華大学デザイン学部ビジュアルコミュニケーション学科卒業。2010年、製作した絵本のサンプルが、ボローニャ児童書ブックフェアの会場でイタリア人編集者の目にとまり、翌年、絵本作家としてデビュー。それを機にイタリアに渡り、ミラノを拠点に創作活動を行っている。本書は、2012年にボローニャ国際絵本原画展に入選した「まほうつかいうさぎと100のコーヒー」を絵本化した作品である。2013年には同原画展において国際イラストレーション賞を受賞。幻想的、かつ繊細な筆致が高く評価され、メディア等でも話題となる。その受賞作を絵本化した“El viaje de PIPO”(『ぴっぽのたび』)、2匹のネコを主人公にしたハートフルな絵本 “Dove batte il cuore”(『きみへのおくりもの』)、イタリアデビュー作“Questo posso falro”(『なんにもできなかったとり』)の日本語版は小社より刊行。いずれも読者より大きな反響を得ている。
みどころ
まあるくて、大きくて、ふわっふわのほっとけーき。
焼きたてほかほかのほっとけーき。
おともだちと一緒に食べるほっとけーき。
子どもたちはほっとけーきが大好きです。
もちろん「おいしいから」。
でも、こんなにみんなが大好きなのは、それだけじゃないのでしょうね。
誕生から40年以上も経つロングセラー絵本『しろくまちゃんのほっとけーき』には、大好きな理由がたくさんつまっています。
お手伝いをしながらほっとけーきを作る喜び。
(調理器具を並べるだけでもワクワクしちゃいます)
ほっとけーきが完成していく様子をみる喜び。
(ぽたあん どろどろ ぴちぴちぴち ぷつぷつ…もう音を聞いているだけでツバが出てきちゃいそう)
そして、「おいしい」をおともだちと共有する喜び。
(自分でつくったことをほめてもらったりしてね)
鮮やかな「オレンジ」を基調とした色で描かれた数々の名場面は、子どもたちの心に強烈に印象に残っていき、大人になってもそのワクワクの気持ちが色褪せることはありません。
「子どもがはじめて出会う絵本」「子どもがはじめて出会うおともだち」、そんな絵本をつくりたいと大人たちが真剣に考えながらつくった「こぐまちゃん」シリーズ。その願いの通り、今もずっとこぐまちゃんは子どもたちのおともだちです。
この書籍を作った人
1930年岐阜県生まれ。グラフィックデザインの世界から子どもの本の世界へ入る。「きつねやまのよめいり」(こぐま社刊)でサンケイ児童出版文化賞を受賞。「こぐまちゃんえほんシリーズ」(こぐま社刊)などの作品がある。
出版社からの内容紹介
いやいやちゃんは、ごきげんななめ。
いちごたべようかな?
やっぱりいやいや。いちごはポイ!
くまちゃんのことも、トラックもラッパも、いやいや、ポイ!
そうしたら……?
「いやいや」って表現できるのは大切なこと。
一緒に楽しむ、初めてのストーリー絵本。
この書籍を作った人
作家。絵本コーディネーター。20年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『あたしおねえちゃんなの』(スティーナ・ヴィルセン・絵/クレヨンハウス)、『ママがおねつのおはなし』『10人のきなちゃん』(童心社)、『わがまんまちゃん』(大日本図書)がある。
この書籍を作った人
高尾裕子多摩美術大学卒業。大手玩具メーカーの企画デザイン室を経て、アメリカでカリグラフィー、水彩画、銅版画などを学ぶ。帰国後、絵本の仕事を始める。主な絵本に『ハムスターのハモ』『ハモのクリスマス』(福音館書店)『ふゆの日のコンサート』(架空社)『もねちゃんのたからもの』『さんびきのこねずみとガラスのほし』(徳間書店)、挿絵の仕事に『ねずみの家』『帰ってきた船乗り人形』『池のほとりのなかまたち』(徳間書店)『クリスマスのりんご』(福音館書店)『雨がしくしく、ふった日は』(講談社)など。
出版社からの内容紹介
あれ! ぼくのはなとったのだれ? もしかするとだちょうかな? さる? それとも・・・?2才3才に大ウケ! 「もう1回読んで」が止まらない!! イタリアで大人気のちょっとシュールでおしゃれで楽しい幼児向け絵本が、谷川俊太郎の訳で日本のこどもたちも夢中にします。鼻をなくしてしまったゾウが自分の鼻の行方をあれこれ想像する、ユニークな発想絵本。
この書籍を作った人
1931年、東京に生まれる。高校卒業後、詩人としてデビュー。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。以後、詩、絵本、翻訳など幅広く活躍。1975年日本翻訳文化賞、1988年野間児童文芸賞、1993年萩原朔太郎賞を受賞。ほか受賞多数。絵本作品に『ことばあそびうた』(福音館書店)、『マザー・グースのうた』(草思社)、『これはのみのぴこ』(サンリード刊)、『もこもこもこ』(文研出版)、「まり」(クレヨンハウス刊)、「わたし」(福音館書店)、「ことばとかずのえほん」シリーズ(くもん出版)他多数の作品がある。翻訳作品も多数。
出版社からの内容紹介
どんぐりたちが太鼓を叩いていると、動物たちが次々加わり、楽しい和太鼓演奏が始まります。最後は月明かりに照らされて、森の仲間が大集合。子どもたちが大好きなどんぐりを主人公に、楽しいリズムがあふれる読み聞かせにぴったりな一冊です。
この書籍を作った人
神奈川県横須賀生まれ。東京デザイン専門学校イラストレーション科卒業。イラストレーター、絵本作家として活動。絵本に『じてんしゃギルリギルリ』(角野栄子 / 作)、『ランちゃんのおもちゃばこ』(共に学研教育出版・おはなしプーカ)がある。
出版社からの内容紹介
1ばんめの おもちゃのあひる ながれながれて にしへいき
そのあひる とびこえ いるかが ジャンプ
2ばんめの おもちゃのあひる ゆられゆられて ひがしへいき
あざらし それみて ほえてみる
10ばんめの おもちゃのあひる どんどん はなれて あっちのほうへ
でかくて ひろい うみのうえ ぷかぷか どんどん どこまでも
おひさま しずみ あたりは くらやみ
だぁれもいない まわりには ただ うみと そらだけ
ただ うみと そらだけ
工場で作られたおもちゃをつんだ船が、大きな海のまんなかで嵐にあい、箱の1つを海へ落としてしまいます。箱に入っていたのは、10このおもちゃのあひる! 波にゆられて東へ西へちりぢりに流れていき、いるかやあざらし、しろくまやフラミンゴなど、いろんな海の動物たちに出会います。さて、10ばんめのあひるが出会ったのは……?
ニュースになった実話を、洗練された構成でみごとに絵本化したエリック・カールの傑作が、ボードブックになりました。ページをめくるたびに、フラミンゴやクジラなど海の生き物たちがつぎつぎ登場。次はどんな動物が出てくるかな? とワクワクします。スケールの大きな物語と、目に楽しい明るくカラフルな絵、波にゆられるようにリズミカルな訳文が魅力の、読み聞かせに最適な絵本です。
※あひるの鳴き声が鳴るしかけは、ついていません。
この書籍を作った人
1929年アメリカに生まれ、西ドイツで育つ。シュツットガルト造形美術大学で学んだ後、1952年にアメリカへ戻る。グラフィック・デザイナー、アート・ディレクターとして活躍後、絵本作家に。1968年に絵本「1,2,3どうぶつえんへ」(偕成社刊)を発表、ボローニャグラフィック大賞を受賞し、以来絵本作家として活躍。世界的な人気絵本「はらぺこあおむし」「たんじょうびのふしぎなてがみ」(以上偕成社刊)などの傑作を生む。
この書籍を作った人
1935年、台湾生れ。詩人、童話作家。お茶の水女子大学中国文学科卒業。『てつがくのライオン』(理論社、現在復刊ドットコムより刊行)で日本児童文学者協会新人賞、『ともだちは海のにおい』(理論社)でサンケイ児童出版文化賞受賞、『のはらうたV』で野間児童文芸賞受賞。第27回巌谷小波文芸賞受賞。多くの詩集、エッセイ、絵本を出版し、絵本の翻訳も多く手掛けている。
文:栗田 奈緒子 編集:木村 春子