テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?
- ためしよみ
絵本紹介
2024.10.18
今年のハロウィンも目前! 秋風そよぐハロウィンカラーの街を歩いているだけで心が躍ります。デコレーションやパーティー、子どもたちへ渡すお菓子の準備、そして一番気合が入るのはやっぱり仮装?
最近では人気キャラクターやおなじみのアニメの登場人物など、いろいろな姿に扮した子どもたちのパレードを眺めるのもお楽しみのひとつですね。今年はどんな仮装をしようかな、あれこれ考えている方も多いのでは。
ハロウィンは先祖の霊が戻ってくるといわれる日。一緒にやってくる悪霊から身を守るため、仲間に見せかけて人間である自分たちも扮装をしたのが、仮装のはじまりだそうです。
今回紹介する絵本には、ハロウィン本来の仮装を楽しむアイデアやヒントがいっぱい。
ちょっと本格的なおばけや魔女の姿、絵本に登場するイラストを参考にしてみたり。絵本のおばけをそのままコスチュームにしてみるのもいいですね!世界の神話や物語に登場する魔法道具を図鑑で調べながら、アイテムひとつひとつにこだわり抜いてみるのも……。
絵本に出てくる仲間たちと一緒に、楽しいハロウィンを迎えてくださいね。
出版社からの内容紹介
シンプルで洗練された色彩とクールでキュートなキャラクターが大人気!ミニチュア・フィギュアやアート作品も大評判のイラストレーター・umaoの最新絵本が登場。
おばけちゃんがおともだちとかくれんぼ。
おばけちゃんの家の暗いリビング、キッチン、お風呂場など、いろいろな場所に可愛いモンスターが!
どこにどんなモンスターがいるかな?
出版社からの内容紹介
ぼーん ぼーん ぼーん
たいようが しずみ くらくなってきました。
ぼーん ぼーん ぼーん
かねの おとが なりはじめました。
ぼーん ぼーん ぼーん
おばけたちが あつまってきました。
ぼーん ぼーん ぼーん
おばけたいそうの じかんです。
楽しい、楽しいおばけ体操の時間が始まります。
みどころ
「ももんちゃんあそぼう」シリーズ(童心社)でおなじみ、とよたかずひこさんの人気作「ぽかぽかおふろ」シリーズ、最新作。
今回の舞台は「おばけばたけ」なのだそう?!
「でました どろん」
泥だらけのおばけが出てきました。
「でました どろん」
続いてひとつ目おばけも出てきました。
それから「もぞり」「にょろり」とおばけが続いて、みんなそろって「どっぷ〜ん」。
ぽかぽかとお風呂につかっているうちに、あれあれ? どうやらおばけたちは、タマネギやトマトといった畑の野菜たちだったようです。
「ふあ〜」とゆっくりお湯につかったあとは、きれいさっぱり。明日はお店に並びます。
みんながいなくなった後、ぐらぐらとおふろが揺れて、
そこから出てきたのは、いつものおふろやさん……ではなくて……?
毎回、読んだあとは、心がぽかぽかとあたたかくなる「ぽかぽかおふろ」シリーズですが、見返しの変化にもご注目を! 表紙を開いた見返しは、おばけたちがおふろに飛び込んでいますが、おはなしを読み終わったあとの見返しでは、湯上りでぽかぽかの野菜たちが描かれています。
隅から隅まで、あたたかい気持ちにさせてくれますよ。
おふろやさんたち、次はどこへ行くのでしょうか?
この書籍を作った人
1947年宮城県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。主な絵本に『でんしゃにのって』などの「うららちゃんののりものえほん」シリーズ、『バルボンさんのおでかけ』などの「ワニのバルボン」シリーズ、『ブップーバス』などの「あかちゃんのりものえほん」シリーズ(以上アリス館)、『やまのおふろ』などの「ぽかぽかおふろ」シリーズ(ひさかたチャイルド)、『どんどこ ももんちゃん』[第7回日本絵本賞]などの「ももんちゃん あそぼう」シリーズ、『おにぎりくんがね‥』などの「おいしいともだち」シリーズ(以上童心社)がある。紙芝居に『でんしゃがくるよ』『もみもみおいしゃさん』『ぞうさんきかんしゃ ぽっぽっぽっ』[第56回高橋五山賞](以上童心社)などがある。
出版社からの内容紹介
素敵なまほうにかかったら、いつもとちがう自分になれる!子ども会のハロウィンまつりへむけて、みのりは仮装パレードの衣装になやんでいます。思いついたのは、あの秋のおいしい食べもの!当日、みのりは自分でつくった衣装をまとい、向かいに住むいとことパレードに参加しますが、はずかしがりやのあきとは「トリックオアトリート!」と叫ぶことができません。そこでみのりは…。暮れゆく幻想的な街を進むパレードが、いつもの自分にまほうをかけて、一歩をふみだす勇気をくれる…ふしぎでたのしいハッピーハロウィン!
この書籍を作った人
1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍中。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。訳書に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)他多数。
この書籍を作った人
大阪府に生まれる。ボローニャ国際絵本原画展2010入選。子どもの世界の繊細な表情をていねいに描く。作品に『ゆめのとびらをひらくとき』(カール・ニューソン作、岩崎書店)、『ハンカチさがし』(森山京作、文溪堂)、『ざしき童のはなし』(宮沢賢治作、ミキハウス)、『しゃっくりくーちゃん』(竹下文子文、白泉社)、『ボタンちゃん』(小川洋子作、PHP研究所)など多数。林 木林との絵本に『あかり』『ひだまり』『こもれび』(光村教育図書)がある。
出版社からの内容紹介
ハロウィンの日にかぼちゃのランプをみんなで作りました。ジーナは上手に作ろうとしますが、うまくいきません。おまけに友達にも意地悪をしてしまいます。はたして・・・
この書籍を作った人
絵本作家・イラストレーター。主な絵本に『ハロウィンのランプ』『ブラザーサンタ』(岩崎書店)、『ポーリーちゃんのポケット』(教育画劇)、『おじいちゃんと日の出を見たよ』(佼成出版社)など。挿絵に『シュレミールと小さな潜水艦』(偕成社)、『あしたは晴れた空の下で』(汐文社)、『おひさまのワイン』(学研)、 『トトの勇気』(鈴木出版)などがある。その他、月刊保育絵本、グッツなど。日本児童出版美術家連盟会員。C.W.ニコル・アファンの森財団会員。
出版社からの内容紹介
ヘスターはとても勇敢なワニの女の子。ハロウィーンの夜に,魔女の扮装でみんなをおどろかせる。オバケいっぱいの楽しい絵本です。
この書籍を作った人
1930年、アメリカ、ロード・アイランド生まれ。ロサンジェルスの美術学校で学ぶ。テレビ局のデザイナーとして活躍し、1970年より絵本を描き始める。主な作品に、「バートンの のりものえほん」シリーズ(金の星社)、『ヘスターとまじょ』(小峰書店)、『きょうりゅう きょうりゅう』(徳間書店)などがある。
出版社からの内容紹介
トリック・オア・トリート! ジャック・オー・ランタン、おばけ、キャンディー、仮装行列……、ハロウィーンのお楽しみがトリックアートになりました。ハロウィーンの夜、おばけやモンスターたちが大集合。お菓子をもらいながら、迷路を通り抜けられる? 同じおばけはどこ? 吸血鬼に変身! だまし絵や目の錯覚を楽しみながら、迷路や探し絵で遊ぼう! ハロウィーンの起源やしきたりについてのミニコラムもあります。
出版社からの内容紹介
不気味な夜におばけがやってきたぞ
ひゅ〜〜、ひゅるるる〜
あらしの夜、
どこから ともなく おばけが やってきたよ。
ぶきみな 夜も
ほら、ミッケ!
靄に包まれ、何かが出そうな夜。
迷い込んだ森の中でおかしの家を見つけた。
ドアを開けたら、どこにつながっているのだろう……。
激しい雷に、モンスターのような雲、空には、コウモリが飛び交っている。
何かが起きそうな予感がする。
最後までたどり着けるだろうか……。
これまでのチャレンジミッケ!のワンシーンに新しく手を加えて全く新しい物語が誕生した。
【編集担当からのおすすめ情報】
ミッケ!シリーズは、シリーズ累計1000万部突破を記録しました。
本書も、チャレンジミッケ!のファンも、はじめての人も、時間を忘れてあそべる絵本です。
ミッケ!ファンなら、どの本のシーンか分かるかもしれません。既刊本を見返してみるのも楽しいです。
出版社からの内容紹介
まちにまったハロウィンにはどんなお菓子を作るのでしょうか? シュガーおばさんからヒントをもらったルルとララもいろいろなお菓子にチャレンジします。
この書籍を作った人
群馬県生まれ。東海大学日本文学科卒業。テレビアニメーションの美術設定を担当。その後、玩具の企画デザインに携わり、絵本、児童書の創作活動に入る。主な作品に、「魔法の庭ものがたり」シリーズ(ポプラ社)、「こじまのもり」シリーズ『せかいいちおいしいレストラン』(ひさかたチャイルド)、「ルルとララ」シリーズ、「なんでも魔女商会」シリーズ、「アンティークFUGA」シリーズ(岩崎書店)『妖精の家具、おつくりします。』『妖精のぼうし、おゆずりします。』(PHP研究所)などがある。
出版社からの内容紹介
黒マントに,黒いぼうしのちょっと不気味な三にんぐみ。道具でおどし,宝をうばう,こわい盗賊たち。ある夜,いつものように馬車を止めると…。
こどもから大人まで楽しめる絵本です。1962年にアメリカで出版されて以来,世界中で愛されているトミー・アンゲラーの代表作を英語と日本語で楽しめます。
英語日本語CD付英語絵本。CD1枚と日本語対訳ガイド付。
この書籍を作った人
1931年フランスのストラスブール生まれ。1956年にアメリカに移住し、画家・漫画家・絵本作家や広告美術など幅広く活躍。ヘラルド・トリビューン賞、国際アンデルセン賞画家賞等を受賞。主な絵本に、『すてきな三にんぐみ』(偕成社)、『ぺちゃんこスタンレー』(あすなろ書房)、『へびのクリクター』(文化出版局)、『ゼラルダと人喰い鬼』(評論社)などがある。
この書籍を作った人
1932年大阪生まれ。同志社大学文学部卒業。中学教師、児童図書編集者をしながら執筆活動に入る。1968年、京都に移り、聖母女学院短大で児童文学を講じる。50歳から執筆に専念。童話や小説から翻訳や評論まで幅広く手がける。『ぼんぼん』で日本児童文学者協会賞、それに続く『兄貴』で野間児童文芸賞、『おれたちのおふくろ』『牧歌』を含む「ぼんぼん四部作」で路傍の石文学賞を受賞。そのほかに『山のむこうは青い海だった』『優しさごっこ』『写楽暗殺』『物語100, 今江祥智』『ひげがあろうが なかろうが』『桜桃のみのるころ』『幸福の擁護』などがある。2015年死去。
出版社からの内容紹介
『オデュッセイア』などの英雄叙事詩や『ギリシア神話』『イソップ寓話』などの神話・物語から、「ハリー・ポッター」シリーズや「ナルニア国」シリーズ、現代のSFやホラーの世界まで! 200冊以上の物語に登場する、あるとうれしい道具から、恐ろしい道具、役に立たない道具まで210アイテムを紹介。
この書籍を作った人
1974年、イタリア、ピエモンテ州生まれ。児童文学作家。高校時代より短篇の創作をはじめ、15日間で書きあげたという『La Strada del Guerriero(戦士の道)』で1998年にデビュー。以降、数々のベストセラーを世に送り出す。謎解き冒険ファンタジーである『ユリシーズ・ムーア』シリーズ(学研プラス)は、世界数十か国で翻訳されている。『コミック密売人』(岩波書店)で2012年度バンカレッリーノ賞受賞。
この書籍を作った人
マンガ家・イラストレーターのほか、衣装デザイナー・ミュージカルのセットデザイナー、おもちゃ作家など多彩な顔を持つ。
この書籍を作った人
1983年生まれ。イタリアを代表するイラストレーターの1人。2011年より4回にわたりボローニャ国際児童図書展に入選している。受賞多数。
この書籍を作った人
富山県生まれ。北里大学薬学部薬学科卒。SF&ファンタジー評論家。日本SF作家クラブ会員。『女性状無意識(テクノガイネーシス) 女性SF論序説』(勁草書房)で第15回日本SF大賞受賞。著書に『聖母エヴァンゲリオン A new millennialist perspective on the daughters of Eve』(マガジンハウス)、『星のカギ、魔法の小箱 小谷真理のファンタジー&SF案内』(中央公論新社)など。監修に『ファンタジー世界用語事典』(辰巳出版)がある。
この書籍を作った人
上智大学文学部史学科卒業。幼いころより、美術や文芸を通じて異文化にあこがれ、大学ではイタリア・ルネサンス期の文化史を専攻。「想いと文化」を伝える翻訳者をめざしている。デビュー作は『世界 魔法道具の大図鑑』(西村書店)。
文/竹原雅子
編集/木村春子