超おもしろい、腸の世界を探検しよう!
- 笑える
- 学べる
絵本紹介
2024.11.23
小さな子どもたちにとって、四季の中でも秋は特に五感で感じられる季節。紅や黄色に美しく色づく木々、拾うのが楽しい松ぼっくりやどんぐり。おいもや栗、かぼちゃに柿やりんご、個性あふれる野菜やくだもの。あったかいお風呂にゆったりとつかる気持ちよさ、家族やきょうだいと身を寄せ合って入るおふとんのぬくもり……。秋ならではの色、食感、肌の感覚は子どもたちの日々を豊かに彩ってくれることでしょう。
0、1、2歳児に向けた絵本は、そんな秋にぴったりのラインナップ。
ふわふわのしっぽで泡をぷくぷく、みんなを洗ってくれるのは『りすのおふろやさん』。気持ちよさそうなお客さんの表情がとっても愛らしい、おふろが楽しみになる一冊です。 とっとことっとこ、丘の上、森の中とあちこちでどんぐりを探すけれどなかなか見つからない……『どんぐりないよ』を読んだら、やっぱりどんぐり拾いに行きたくなっちゃう!
読んだ後に外に出て自然に触れたり、おうち時間に取り入れたりしやすいのも絵本の楽しさ。彩り豊かで、あったかくて、おいしい秋を親子でたっぷり味わってくださいね。
出版社からの内容紹介
\1歳のお子さんが夢中になるテーマ盛りだくさん!/
ママパパに支持されている 年齢別総合知育絵本
シリーズ累計240万部突破のシリーズ新装版!
■持ち運びにも便利なサイズ!だもんポケットシリーズとは
「だもんポケット」は、各年齢ごとに認識がしやすいイラストや「動物」「乗り物」「食べ物」などの写真が、いつでもどこでも楽しめるようになった、軽くて丈夫なポケット版!内容を改訂し、最新の乗り物写真を新たに採用して、より「お子さんの好奇心を育む絵本」を目指して、リニューアルしました。
■1歳が大好きなテーマ盛りだくさん!
お子さんが夢中になる遊びやオノマトペで、何度も繰り返し楽しめる!
お子さんの「大好き」を見つけられる内容が満載です。この時期に大切なコミュニケーションのきっかけにも。
■楽しみながら2歳に繋がるステップアップ!
各ページには、お子さんへの効果的な声掛け・遊び方のポイントも紹介!
まねっこ遊びをしながら、お子さんの意欲と好奇心を高めます。年齢ごとに分かれているため、誕生日などのプレゼントにもおすすめです。
この書籍を作った人
あきこ“acco”と、としお“toto”で accototo (アッコトト)。絵本、イラスト、壁画などを夫婦で制作している。おもな絵本に「うしろにいるのだあれ」シリーズ(幻冬舎)、「ポポくん」シリーズ、『まぜて まぜて』(PHP研究所)、『だれのあしあと』『いただきまーす』『ごちそうさま』(大日本図書)、『のぞいてごらん』などの「ごらん」シリーズ、『あいうえおりょうりめしあがれ』(イースト・プレス)、『そんなに みないで くださいな』(KADOKAWA)、『なにまってるの?』(文溪堂)、など。絵本はいろいろな国で翻訳出版されている。エッセイに『絵本作家の森のいえ便り』(幻冬舎)がある。
この書籍を作った人
1967年、愛知県名古屋市生まれ。三重県四日市市にある子どもの本の専門店メリーゴーランドが主催する「絵本塾」で絵本創作にとりくみ、2000年にデビュー。作品に『やさいりょこうえん』(偕成社)、『きみのえほん』(文溪堂)、「おかあさんのパンツ」シリーズ、『いたいいたいのとんでいけ!』(絵本館)、『いろいろたまご』『いろいろごはん』『いろいろじゃがいも』(くもん出版)などがある。
この書籍を作った人
1986年生まれ。2009年京都精華大学カートゥーンコース卒業後、イラストレーターとして書籍や雑誌、絵本の挿絵を描くほか、文房具や雑貨のイラストとデザイン、ぬいぐるみの販売など幅広い分野で活動中。著書に『すてきなおかし作り』他「はじめて絵本」シリーズ、『シロクマくつや』などがある。
みどころ
しっぽを使って、泡をぷくぷく。この可愛いりすは、おふろやさん。ふわふわしっぽで洗ってくれるんですって。最初のお客さんは誰かしら?
タオルで顔をゴシゴシ、あらいぐまくん。きれい好きの彼は一番風呂! りすのしっぽでふわふわ、ぷわぷわ。ああ、気持ち良さそう。お次は……ひつじさんにしろくまくん。わしゃわしゃ、もふもふ、たっぷりな泡につつまれ、なんて幸せそうなんでしょう。まだまだお客さんは来ますよ。体をきれいに洗ったら、みんなで湯舟にばっちゃーん!
海の砂を用いた独特な画法が魅力、たなかしんさんの最新絵本は「おふろえほん」。動物たちはもちろん、その言葉は声に出しても愛らしく、読んでいるだけで楽しい気持ちにさせてくれます。最後の「おつぎは だれかしら?」の問いかけには、思わず手をあげて答えちゃいますよ。
「はーい!」
さあ、一緒にお風呂に入ろうね。
この書籍を作った人
1979年大阪生まれ。画家、絵本作家。海の砂を下地に使った、幻想的で哀感のある作品で人気を集める。2002年ごろから絵本を手掛け、2005年のイタリア・ボローニャブックフェアをきっかけに、台湾のGrimm Pressから『巧克力熊』を出版し、本格的に絵本作家としての活動を始める。日本では『モグちゃんのねがいごと』(田中書店)、『ガマ王子vsザリガニ魔人「Paco〜パコと魔法の絵本〜」より』『げんきのないピエロのたからもの』『たなかしん作品集PORTRAIT』『カエルム 魔法の鍵と光の冒険』(いずれも求龍堂)などがある。
出版社からの内容紹介
「さ」のつくぱんださんの好きな食べ物なーんだ?
動物たちの好きな食べ物をみんなで一緒にあてっこしよう!
カゴの中にたくさんの食べ物を入れたくまさんがお出かけしていると……はらぺこの動物たちに遭遇! 動物たちの好きな食べ物を同じ頭文字をもつ食べ物の中から探してみよう!
「これかな?」「あれかな?」と考えながら、にぎやかに楽しめる1冊です。
この書籍を作った人
1979年大阪生まれ。画家、絵本作家。海の砂を下地に使った、幻想的で哀感のある作品で人気を集める。2002年ごろから絵本を手掛け、2005年のイタリア・ボローニャブックフェアをきっかけに、台湾のGrimm Pressから『巧克力熊』を出版し、本格的に絵本作家としての活動を始める。日本では『モグちゃんのねがいごと』(田中書店)、『ガマ王子vsザリガニ魔人「Paco〜パコと魔法の絵本〜」より』『げんきのないピエロのたからもの』『たなかしん作品集PORTRAIT』『カエルム 魔法の鍵と光の冒険』(いずれも求龍堂)などがある。
みどころ
どんぐり大好きりすくんが、どんぐりを探しにいきます。
まずは、丘の上へ……。
あれ、3個しかない。
次は森へ……ここは1個。次の池には、1個もない!
今日はお友だちを招いて「どんぐりパーティー」をするのに……。
悲しんでいるりすくんのところにお友だちがやってきて……。
どうしてどんぐりがなかったのか?その理由は読んでからのお楽しみ。
悲しい顔、困った顔、うれしい顔、満足げな顔……動物たちの表情がとても素晴らしく、感情が伝わってきます。
そして、この絵本の魅力はもうひとつ。
「とっとこ とっとこ」「うんたか うんたか」「ずんずく ずんずく」
りすくんが走る様子が、様々な擬態語を使って表現されています。
それぞれの擬態語が、りすくんの表情や走り方と組み合わさり、りすくんの気持ちや状況のニュアンスまで伝わってくるのです。
日本語はほかの言語に比べてもオノマトペ(擬態語・擬音語)がとても豊か。
日本語を母語として育つことの素晴らしさを、ぜひこの絵本と一緒に体感してみてくださいね。
この書籍を作った人
愛知県生まれ。児童文学作家、コピーライター、雑貨ショップ「マッシュノート」オーナー。日本児童文芸家協会会員、日本童謡協会会員。第11回児童文芸家協会創作コンクール童謡・少年詩部門で優秀賞。第9回キッズエクスプレス21創作童話・絵本コンテストで岩崎書店賞。絵本『たぶん ほんと』(マッシュノート)、『グッバイ山でこんにちは』(文研出版)、絵本『ルコちゃんがいく』『ルコちゃんはどこ?』(鈴木出版)など。
この書籍を作った人
北海道小樽市生まれ。武蔵野美術大学商業デザイン科卒業。主な作品に、「ぷくちゃんえほん」シリーズ、『いちにのさんぽ』、『あめぽったん』(すべて、アリス館)、「やさいむら」シリーズ、『ぞろりぞろりとやさいがね』(ともに偕成社)、「かばくん・くらしのえほん」シリーズ(あかね書房)などがある。日本児童出版美術家連盟会員。
出版社からの内容紹介
ぞうの三きょうだいがおさんぽにでかけ、目にうつるものになりきります。
ちょうちょのまねっこ ぱた ぱた ぱた。
葉っぱ、かえる、どろだんご……。
ぞうのきょうだいといっしょに、身近でみつけたもののまねをしてみましょう!
オノマトペも楽しめる赤ちゃん絵本です。
この書籍を作った人
神奈川在住イラストレーター。書籍の挿絵のほか、雑貨やぬいぐるみデザイン、広告も手がけるなど幅広い分野で活動中。オリジナル雑貨Bitte Mitte展開中。
文/竹原雅子
編集/木村春子