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絵本紹介
2021.06.14
もっくらもっくら、もっくらこ。赤ちゃんをおんぶしてくれているのは大きなクマさん。次に待っていたのは、のっしのっし……? 毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信を持っておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介するのは、『あかちゃんですよ はいどうぞ』。読んでいると思わず、「赤ちゃんって、なんてかわいい生き物なんだ!」とつぶやいてしまうこの絵本。どんな内容なのでしょう。
NEXTプラチナブックとは?
絵本ナビでは、寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。
3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「Nextプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。
登場する動物たちは、大きくて立派で生き生きとして。だけど、とっても優しく遊んでくれます。おサルさんは一緒に歩いてくれて、カンガルーさんはポケットに、クマさんはおんぶで、ゾウさんは長い鼻の上。まるで夢のような展開が続くのです。
だけど、喜んでいるのはあかちゃんだけじゃありませんよね。遊んでいる動物たちも、読んでいる大人の方も、みんなが嬉しくてたまらなくなってくるのです。赤ちゃんって、なんて可愛いのでしょう!
「赤ちゃんは、みんなに見守られて大きくなるもの」
作者の、そんな強い願いが伝わってきますよね。
読んでいる時の幸せな気持ちを
この絵本の中にある「みんなで子育て」という大きなテーマに共感してしまうのは、鈴木智子さんの描く赤ちゃんが、どこまでも愛らしく、魅力的だからこそ。まだおぼつかない足どりも、好奇心で輝く瞳も、嬉しそうに動物たちとタッチする小さな手も。そして、なによりお父さんとお母さんを見つけた時の嬉しそうな笑顔も。
小さな子どもたちは、自分のことのように。そして大人は全ての可愛い子どもたちを思いながら。この幸せな気持ちをみんなで一緒に育てていけたらいいですよね。
この書籍を作った人
うしろよしあき(後路好章) 赤ちゃん絵本研究会代表。この本だいすきの会会員。NPOブックスタート正会員。 赤ちゃん絵本の著書に、「もうわらった」(教育画劇)、「だあれだ だれだ?」「なあんだ なんだ?」「どおーこだ どこだ?」(以上ポプラ社)、「あそぶのだいすき こぶたちゃん」「うんちうんちのこぶたちゃん」「ごはんよごはんこぶたちゃん」(以上赤ちゃんとママ社)など。
この書籍を作った人
1969年東京生まれ。アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校地理学部卒業。大学卒業後は、中米コスタリカの小学校や南米ペルーの大学で語学教師を勤める。そのご、ペルーのクスコを拠点に、先住民の文化や祭りを撮影し紹介する。著書に『アンデス、祭りめぐり』『アンデス奇祭紀行』『世界遺産の町クスコで暮らす』『アンデスの祭り』がある。アマゾンの森林保護活動や、自然や文化をテーマにしたテレビ番組のコーディネーターとしても、南米やアメリカで取材活動をする。
磯崎 園子(いそざき そのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長として、絵本ナビコンテンツページの企画制作・インタビューなどを行っている。大手書店の絵本担当という前職の経験と、自身の子育て経験を活かし、絵本ナビのサイト内だけではなく新聞・雑誌・テレビ・インターネット等の各種メディアで「子育て」「絵本」をキーワードとした情報を発信している。著書に『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)がある。