昔、昔のたなばたにまつわる哀しいお話です。格調高く、芸術的香り豊かな絵が、お話の哀しさをいっそうひきたてる絵本です。
七夕のおはなしは、やはり昔話としてきちんと知っておきたいものです。
諸説ありますが、この作品ではそのあたりを丁寧に描いてあり、
絵も丁寧で格調高く、素晴らしいと思います。
牛飼いが川のほとりで見つけた美しい着物は、
水浴び中の天女、織姫のもの(飛び衣)だったのです。
織姫を見初めた牛飼いに求婚されたため、二人は同居します。
子どものお守り中、隠された飛び衣を見つけた織姫は
子らを連れ、天へ上ります。
私もよく知っているエピソードですが、シンプルにすっきりまとめられていて
理解しやすいです。
鈴木まもるさんにしては少し意外な画風でしたが、
とても雰囲気がマッチしていて良かったです。 (レイラさん 40代・ママ 男の子16歳、男の子14歳)
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