1年に1日だけ、冬が訪れたころに目を覚ます小さな女の子、コトリちゃん。 お友だちの小鳥さんの背中に乗って、とっておきの贈り物をするため、大切な人のもとへと出かけます。 今年は、だれに、どんな贈り物をするのでしょう……?
2015年9月に、惜しまれつつ永眠した画家やまぐちめぐみさんの、最初で最後の絵本。
冬になると一日だけ目をさますという、不思議な女の子コトリちゃん。
コトリちゃんは小鳥さんに乗って、ある場所へ向かいます。
腰をいためたおばあさんの庭で球根をうえ、
大好きな友達を失った女の子に、笑顔が戻りますように、と雪だるまを作る。
こうして、限られた、たった一日が終わります。
私はこの絵本で、やまぐちめぐみさんを初めて知りましたが、実は、絵本の完成を目前にして、永眠され、とりごえまりさんが、加筆して、完成したのだそうです。
そして、とりごえまりさんもまた闘病中で、やまぐちめぐみさんにとても支えられたことなどを知ると、この絵本には、本当に色々な想いがつまっているんだなぁと思い、胸が熱くなります。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
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