こまどりは王様のところで楽しいクリスマスの歌を唄うために、お城をめざして飛んでいきました。しげみのところでは猫に、生け垣では鷹に、岩の上では狐に、言葉巧みに誘われますが、こまどりはだまされず、王様のお城に着きました。王さまとお妃さまはかわいい歌を歌ってくれたご褒美に……。スコットランドの民話を丸木俊子(後に丸木俊)が美しく描きます。(「こどものとも」57号)
昔、自分が繰り返し読んだ絵本です。
今は絶版になっているようですが、何度かこどものともで増刷され、配本されているようですね。
実にシンプルな、昔風の絵本なのですが、その昔加減がよい味を出しています。
王様、お后さまの衣装など、実に美しく描かれていて、子供心にも惹かれるものがありました。
スコットランドの民話に基づくもので、絵も華やかなので、てっきり外国のものか、と思ったら、日本の方が挿絵をかかれていたのですね。
ちょっとびっくりしました。
賢い駒鳥が、他の動物たちにだまされることなく、お城へ行き、歌をうたったごほうびに、ミソサザイのお嫁さんをもらうことになる話の流れが、女の子心をくすぐったのでしょうね。
相当読んだ覚えがあります。
案の定、読み聞かせてはみたものの、息子は、「ふーん」ぐらいでしたが。 (ルートビアさん 30代・ママ 男の子5歳)
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