あのマーガレット・ワイズ・ブラウンの名作が、新しい絵とともに生まれ変わりました。 日常に突然おとずれた「死」とその受けとめ方を、やさしくおごそかに描いた絵本です。 この作品は、以前『ちいさなとりよ』(レミー・シャーリップ 絵 与田凖一 訳)というタイトルで、岩波書店より出版されていました。 今回は、Last Stop on Market Street で、ニューベリー賞とコルデコット賞オナーをダブル受賞したばかりの、今をときめく画家クリスチャン・ロビンソンが絵を担当し、新たな風を吹きこみました。 ストーリーのすばらしさは言うまでもありませんが、クリスチャン・ロビンソンならではのダイナミックな場面展開、そして、どこかほのぼのとしたユーモラスな味わいが、ストーリーをいっそう際立たせています。 生命の終わりをやさしくみつめる不朽の名作です。
ことりが死んでいるのを見つけた子供達が、ことりのおそうしきをしてあげるというお話。穴を掘り、お花を供え、歌を歌ってやる子供達の様子は、優しさに満ち溢れています。
現代的でおしゃれだけれど、物語を邪魔しない美しい挿絵がとても素敵でした。一緒に静かに絵本を読んでいた子供達の表情も、なんだか優しく見えました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子9歳、男の子6歳)
|