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魚がぱったりとれなくなってしまった,ある港町.原因もわからずみんな大弱りです.そんななか,ウィンクルさんだけは,毎日おんぼろの船で海へ出つづけました.ある日,しきりに鳴くカモメのあとを追っていくと…….ユーモアあふれる人間描写,大胆な海の絵が印象的な,1961年ケイト・グリーナウェイ賞受賞作
図書館の岩波書店の棚で見つけたこの絵本。
見た感じ地味な感じに見えましたが、実はこんな感じの絵本に良い作品って多い気がして読んでみました。
ぼろのボートでかもめにえさをやっているウィンクルさんはいつも周りからバカにされていますが…。
人の本質は見た目だけではわからないもの。最後は本当によかったなあって思えました。
ウィンクルさんの謙虚さは、周りが変わっても変ることがないのがとてもいい感じで好感が持てました。
2006年出版ですが、図書館の本としてはあまり手に取られていない様子。この絵本の良さが伝わるといいなあって思います。
高学年の読み聞かせにもよさそうと思いました。久しぶりに息子に絵本を読んでみましたが、先が気になって聞きいってしまったということです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子11歳)
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