べぇべは、いつもこまった顔をした犬です。でもじつは、「もうどう犬」という、特別な犬なのです。もうどう犬は、見えないひとといっしょに歩いて、目のかわりをする犬のこと。道にある障がい物をよけて、見えない人が安全に歩けるようにするのです。ほとんど目が見えないメグは、べぇべといっしょにくらすようになってから、毎日いろんなことに挑戦するようになりました……。実際の盲導犬ユーザーが書いた絵本で、一読すると、盲導犬の仕事はなにか、ユーザーと盲導犬の関係はどんなものかなどがわかります。最後に解説つき。
視覚障碍者に対する、声のボランティアを長らくやっています。
実際に障害者の方と接しますが
盲導犬を連れた方には、実は・・あまり会いません。
白杖を使いこなせば、かなりのことができるからです。
でも、
この本を読んで、白杖ではなく「犬」である必要性というものを、強く感じました。
犬とふれあい、わかりあい、パートナーとして日々を共にすることで生まれる絆。
光りを失った世界に、新たな光が注ぎ込まれるような・・
そんなイメージでしょうか。
盲導犬も果たす役割は、歩く時の杖替わりだけではないのだと気付かされる一冊です。 (やこちんさん 50代・ママ 女の子15歳)
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