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北欧ノルウェーの北のほう、地球のてっぺんに近い北極圏のあたりに住む少数民族の子どものきょうだい、リーセとラッセが、この絵本の主人公です。長い冬の間も、ふざけて遊ぶのが大好きな二人は、家族と犬やトナカイたちと楽しく過ごします。そして、あたたかくなると家族と離れて、村の学校に通います。夏がくる前には、また家族と海辺へ放牧の旅へと出る二人の一年の暮らしを、北極圏を旅したドーレア夫妻があたたかく描きます。
柔らかい色合いのイラストに惹かれ、手に取りました。
ラップランドに住むサーミの兄妹ラッセとリーセの、冬から春が終わるまでの暮らしを描いたお話です。
春になると家族と離れて学校に行くなど、日本とは全く異なる文化、生活に触れ、驚きました。
雪の中で民族衣装を着て暮らす人々や、トナカイや犬、馬などの動物たちが、優しいタッチで描かれていて、見惚れてしまいました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)
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