学校がもっとすきになる絵本シリーズ
勉強が好き。スポーツが好き。絵が好き。音楽が好き。 子どもたちは学校で、たくさんの好きなことを見つけます。 好きという気持ちから、個性的な未来が始まります。 でも、どの「好き」だって最初は「学校が好き」という気持ちから始まるのだと思うのです。 学校が嫌いだ、という子をひとりでも減らしたい。 そんな想いから東洋館出版社は、 70周年記念として「学校をもっと好きになる絵本」シリーズを刊行することにしました。 相手の気持ちになること。友だちを大切にすること。自信を持つこと。 教科書では教えられない大切な内容を、絵本として綴じました。 読んだすべての子どもたちが、月曜日を待ちわびるようになりますように。
ぼくはなきました さく:くすのき しげのり え:石井 聖岳 ------------------------------------------------ さんかんびに じぶんの いいところを はっぴょうすることなった ぼく。 いくらかんがえても、おもいだすのは ともだちの いいところばかり。 やっぱり ぼくには いいところなんてないんだ。 なきそうになった ぼくに、せんせいが おしえてくれたのは、じぶんでは わからなかった ぼくの とっても すてきな いいところ!
自分のいいところは、 自分からは見えない。
親や回りから指摘されることで、自分の悪いところは、思い浮かべることが出来るこの少年は、自分の良いところを考えれば考えるほど劣等感に陥ってしまいました。
人より勝っていることを考えようとしてしまったからです。
勝っていなくても、良いところはいっぱいあります。
この少年は、あまりほめられたことがないのでしょうか?
泣いてしまうようなことではないんだよ。
この絵本から、ほめ育ての大切さを考えてみてはどうでしょうか。
きっと自信を持った少年に変わっていくような気がします。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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