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むかし、笠作りのじいとばあがいた。ある年の暮れ、笠を売りにいったじいはなかなか笠が売れず、とぼとぼと帰路についた。すると…。
文章 松谷みよ子、挿絵 黒井 健。
すごい豪華な顔合わせです。
古くから親しまれた大晦日のお話が、新たに絵本でいのちを吹き返した感じです。
「雪」を描かせたら当代一の黒井 健さんの筆が冴えています。絵だってわかっているのに寒さとしんしんとした静けさが伝わってきます。どうしたらこんな風にえがけるのでしょうね?
心優しいおじいさんとおばあさん、恩返しをするお地蔵様のお話、この絵と文章で楽しめるのはうれしいです。
自信を持っておすすめします。 (ひよこまめさん 30代・その他の方 )
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