『じゃがいも畑』のカレン・ヘスの作品として高学年向けの読み聞かせに向く本のリストの中で知った本です。
尖閣諸島国有化で半日デモがあった時に、中国の日本料理店が中国国旗を掲げ、尖閣は中国の領土という幕を作って自衛したというニュースを見ました。
自分の国ではない他国で暮らすということはもちろん容易なことではなく、戦争やクーデター的なことがひとたび起これば自分自身の命も危うい。
日本に住んでいるとつい忘れてというのかあまり感じずに過ごしてしまうのですが、こうしたナチスのユダヤ人迫害のお話を読むとそれを痛切に感じます。
もう一つ思ったのは、集団への読み聞かせの場合、あとがきまでしっかり読むのか?ということ。この作品の場合、あとがきまでを伝えないとわかりにくいのではないかと。
『アンネ・フランク』の伝記を読んでからユダヤ関連の本にも興味を示すようになった息子はやはり興味を持って聞いていました。
お話としては短いのですが実話を元にした話だけに力があります。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子11歳)
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