ウィリーは虫もころせない。みんなウィリーを「こしぬけ!」ってよぶ。もう、うんざりだ! ウィリーは強くなろうと決心した。まずは体そう、それからジョギング、、ボクシング、ボディービル。ウィリーは、どんどん強く大きくなった。そして…?
Ehon Naviに出会う前に、息子達と親子ともどもはまっていたのが、アンソニー・ブラウンの作品です。
全部読破したのですが、投稿していない作品ばかりなので、再度読むことにしました。
この作品は1984年の発刊で、邦訳は2000年です。
ウイリーは、ハエもころせない。
という始まりで、ウイリーが背中を丸めて歩いています。
その周りを、ハエが飛び回っているという構図ですが、自分に自信がないということを上手く表現しています。
そんな時、ウイリーは雑誌に頑強な体に成れるという広告を見つけて、直ぐお金を送るのです。
こういう広告って、日本の雑誌でも良く見かけます。
何処かまがい物のような感が強いのですが、万国共通なのでしょうか?
送られてきた本どおりに、ウイリーは実行するのですが、体操、ジョギングに始まって、エアロビクス、ボクシング、ボディービル、ウエイトリフティングまでやるのですから、これなら、誰だって逞しくなるに違いありません。
チンパンジーのはずが、どう見てもゴリラの姿になってしまうのですから、大笑いです。
ウエイトリフティングをしているページは、段々とウイリーが大きくなっていく姿を描いていて、子どもらは大喜びでした。
単純なだけに、受けるのでしょう。
自信に満ちたウイリーは、町にでます。
そこで、チンピラがミリーに襲いかかっているのですが、ウイリーを見るなり逃げ出してしまい、ミリーに英雄とさえ言われてしまうのです。
オチも、アンソニー・ブラウンらしいもので、最後まで笑わせてくれること間違いありません。
アンソニー・ブラウンを知る入門用の絵本として、是非オススメします。
きっと、親子ともどもはまるはず。
特に、絵本の読み聞かせを中々しないパパにオススメしたいです。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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