今日は野原でお絵描き、お昼になったらお弁当。 お弁当袋から出して、ふたを開けると……
「おいしそう!」
おにぎりに、アジフライ、ポテトサラダにたまごやき。なんて美味しそうなのでしょう。あれ、袋の中にお母さんが書いたメモが入っているよ。それには、お弁当の中身がどこから来て、どうやって食べられるようになったか書いてある!
ふむふむ、なるほど、こうやって世界はつながっているのか。ぎゅっと詰まったお弁当。食べてしまえば、あっという間になくなってしまうけれど、そこには農家さん、漁師さん、配達員さん、スーパーの店員さん、お母さん…みんなの愛情、いっぱい詰まっている。
楽しみながら、とても分かりやすく伝えてくれるこの絵本。鈴木まもるさんの描く解説は、どうしていつもこんなに惹きこまれてしまうのでしょう。それはきっと、一つのことを調べて考えて追及する面白さを知っているからなのでしょうね。
そのお弁当、どこからきているの? 私も、ちょっと立ち止まって考えてみようかな。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
農家さん、漁師さん、配達員さん、スーパーの店員さん、お母さん… みんなの愛情、い〜っぱい詰まってる!
おべんとうには卵焼き、アジフライ、ポテトサラダなど、おいしいものがいっぱい! でも、どこから来て、どうやって食べられるようになったのかな。食材の生産現場、流通過程、調理の仕方もわかるユニークな食育絵本。
おべんとうの中身は、どこからどのようにやってくるのでしょうか? ひとつのおべんとうから、世界のつながりが見えてくる。 遊び心たっぷりの絵で、何度読み返しても楽しめること間違いなし!
【著者:鈴木まもるさんメッセージ】 アジフライは海で泳いでいるわけはないし、卵焼きも野原を歩いているわけではありません。 いろいろな所から、いろいろな人の力で運ばれてくるのです。いつも食べている物が、 どこから来て、どうやって食べられるようになるのか調べるのは楽しいことでした。 食べ物だけではありません。自分のまわりの、いろいろな物も、いろいろな所からやってきます。 みんなの力で自分は元気に生きているのだと思います。 この絵本も同じ、いろいろな人に届いて、元気に生きる力になることを願っています。 〈作者 鈴木まもる〉
おいしそうな お弁当に「きょうのおべんとう」とお母さんから手紙が入ってました
このたまごやきはね・・・・にわとりから生まれた卵がスーパーマーケットに運ばれ・・・ お母さんが買ってきて 卵焼きを作ったのよ
お母さんの優しさはもちろんのこと じゃがいもや 米 魚 ミニトマト ブロッコリー・・・・などがどうして作られ 運ばれて・・・
そのルーツから お母さんの調理方法までが丁寧に書かれていて
作者の鈴木さんの 緻密さと 優しさがあふれています
本当にすべてのものが いろんな人の手に支えられて作られていることへの感謝の気持ちが 伝わります
子どもたちへの食育とよく言われますが 大人の私たちも学ばされます
そして 男の子はお母さんへ感謝の おみやげを渡します(絵を描きました)
「おいしかった おかあさん ありがとう」
あとがきに「みんなの力で自分は元気に生きているのだと思います
この絵本がいろんな人に届いて 元気に生きる力になることを願っています」
やっぱり 鈴木まもるさんは 優しくてステキな方ですね
大ファンですよ!! (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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