
賢くなってトラブルから自分を守る本
2019年夏に弘文堂から発売された 『こども六法』の公認姉妹本です。
なにかあると、大人は「相談して」と気軽に言います。 けれど相談したらしたで、 「やられたらやり返せ」 「あなたにも悪いところがあるんじゃない?」 といった一見正論だけど、 その場しのぎでなにも言ってない 「まあまあ言葉」を返されて、 相談しても無駄だなと諦めてしまうことが 少なくありません。 それでも諦めないで欲しいのです。
まあまあ言葉を打ち返すために、 まず、コミックで、まあまあ言葉の実例を学び、 その反論方法を 『こども六法』山崎聡一郎氏が解説。
さらに、本当に頼れる大人を探し出し、 トラブル解決のために動いてもらうに、 いじめ問題に詳しい学校の先生、 警察、スクールカウンセラー、弁護士、精神科医、 虐待に関する児童相談所が、 「どんな相談をすればいいか」「効果的な証拠」 「訴えるってこういうこと」など 実践的なアドバイスを教えます。 きれい事は一切ありません!
トラブルの渦中にいる君には、 その解決の糸口として、 まだ巻き込まれていない君には、 その予防知識として、 君の人生に寄り添う1冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】 こどものための法律書『こども六法』が 知識という名の武器であるならば、 その武器を使ってどう戦うかを考えた本です。
いじめやけんかなどのトラブルが起こらず、 予防のために読んでいた この本が活用されないのが一番ですが、 それでも、なにか起こったときに、 自分が悪いのかもとわきまえすぎず、 この本を活用して、 自分を守ってくれるよう 祈っています。

『こども六法』が良かったので、こちらも。
「おとなを動かす」という題名がメインテーマ。
悩み相談してもらうために、対処しなければならないという現実が衝撃ですが、
これは大人が心しておかなければならないことですね。
もちろん、子ども目線で、コミック仕立てでありながら、あらゆる専門家が指南。
これは心強いです。
話を聞いてくれない大人の「まあまあ言葉」の撃退法という
具体策を示しているのもポイント。
「自分や友だちを守るために、大人を上手く使う力」を身に着ける。
この視点に拍手!です。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
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