すずの兵隊さんは、バレリーナの人形に憧れていた。ある日、兵隊さんは風にとばされ、道ばたにおちてしまう。それから苦難の冒険がはじまった…。クリスマスにちった、美しくふしぎな恋のお話。名作童話が、古典的格調あふれるイラストで新しく甦る。
何度も読んでいる作品なのに、この絵本が新鮮で感動的なのはなぜでしょう。
トーア・サイドラーのアレンジでしょうか?
フレッド・マルチェリーノのイメージづくりでしょうか?
とにかく他の絵本とは別世界に感じました。
主人公の兵隊さんとヒロインの踊り子人形の愛情物語でありながら、人間社会、おもちゃ社会がいきいきと描かれていて、まさに温かみのあるファンタジーになっています。
このしっとり感は高学年以上に支持されるように思います。 (ヒラP21さん 50代・パパ )
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