画面いっぱいに描かれているのは、くまさん。 そのくまさんに問いかけます。
「くまさん くまさん、 ちゃいろい くまさん、 なに みてるの?」
なんて答えるのかな。 くまさんの視線のその先にいるのは……赤いとり。 つばさを大きく広げたそのとりに、やっぱり聞いてみます。
「なに みてるの?」
とりさんの視線のその先にいるのは……黄色いあひる。 あひるさんが見ているのは青いうま、うまさんが見ているのは緑色のかえる、かえるさんが見ているのは紫色のねこ。
こんな風に、ページをめくるたびに違う色をした動物たちが、見開きを大きく使って一匹ずつ登場します。その美しく鮮やかな色が画面いっぱいに広がり、子どもたちの目に飛び込んできます。なんてきれいなのでしょう。うっとりと眺めていると、最後に登場するのは、みんなが大好きな……?
絵本のつくりとしてもわかりやすい、繰り返しの問いかけの形になっており、小さな子どもたちにも、そのリズムの楽しさが伝わります。さらに動物の名前、カタチ、色を認識しながら、それらが次々につながっていく面白さもありますね。エリック・カールの色彩感覚を存分に体感できる、子どもにも大人にも気持ちのいい1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
色鮮やかな動物達と子どもの間に楽しい会話がはずみます。問答遊びを発展させながら、身近な動物と色彩の感受性を豊かに育む絵本。
1歳一ヶ月で図書館利用。
もともと本屋さんで手にとった時に、
見開きいっぱいの鮮やかな動物たちの絵に
私自身が惹かれ、息子に見せたい!と
思ってました。
くまの形が好きな息子は表紙を指差し
他に黄色のあひるや緑のかえるなどを
よく見ていました。
動物の名前や色も覚えられるし、
母の愛情みたいなのも伝えられそうな
話の内容になっているし、
もう少し大きくなったら
また見せたいなぁと思ってます。
ミニブックなどもでてるみたいですが、
この本に関しては断然大きいサイズ派です!
英語版もあるようで、そちらも
気になっています。
とても気持ちがいい英語のフレーズで
読み聞かせられるような気がするので。 (こりちゃんのえほんさん 30代・ママ 男の子1歳)
|