「きょうは あたしの たんじょうび。 これから ケーキを やくのよ」――小さな女の子が、ケーキを焼くための材料集めをします。卵はにわとりさんから、小麦粉はくまくんから、バターとミルクはねこくんから、塩はぶたちゃんから、砂糖はわんくんから、ケーキに飾るさくらんぼはさるくんから。材料がそろったら、みんなでケーキ作り。さあ、できましたよ。でも、女の子はケーキを持ってどこに行くのでしょう。
小さな子供が動物たちの力を借りて、お誕生日のケーキを焼く絵本です。大人の手を借りず、自分一人で、にわとり、くま、ねこ、ぶた、いぬ、さるを訪ねて材料を集め、みんなでケーキを作る行為に小さな読者たちは共感を覚えることでしょう。動物たちの協力ぶりもほほえましく、特別なものを一緒に作った成果は喜び、満足感となってあらわれ、お話の最後を飾ります。一生懸命作ったケーキは、きっと格別の味。オクセンバリーの描く登場人物たちのしぐさ、表情には豊かな感情が満ちあふれ、一人でやってみようという子供のささやかな意欲、みんなでできたといううれしい達成感が巧みに表現されています。 ――(ブラウンあすか)
きょうは、あたしの誕生日。ケーキをやくの。にわとりさんに卵をもらって、くまくんにこむぎこもらって、ねこくんにはバターとミルク、ぶたちゃんにはしお。みんながてつだってくれて、やっとケーキができた! そして…。かわいい魅力いっぱいの絵本。
(かわいい小さなお友達のお誕生日プレゼントに選んでみました。
優しい色合いの動物たちと寄り添う表紙に一目ぼれ。
ナビのレビューもどれも参考になり、プレゼントに決定。)
プレゼントする前にこっそり絵本を開いてみました☆
小さな子が自分のお誕生日のためにケーキを焼こうと決心します。
材料を一つずつそろえていく姿がほほえましく、たくさんの動物たちが協力してだんだん形になっていきます。
材料をそろえる繰り返しに「次は何?」とわくわくしますね。
ラストの主人公がとる行動はほっこり心が温かくなりました。
(かわいい小さなお友達が喜んでくれたらいいな。
「おたんじょうびおめでとう!」) (ハッピーカオリンママさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳、女の子5歳)
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