1年生でいちばん背の小さな男の子、ゆうきが、かげぼうしの力でぐんぐんぐんぐん背が伸びて、気がつくと宇宙空間に! 読者の子どもたちに想像することの大切さを伝えます。すてきな<空想科学絵本>が誕生しました。
クラスで一番背が小さくて、大きくなりたい1年生のゆうき。
影ぼうしが、その望みをかなえてくれたのはいいけれど
大きくなり続けるゆうきはついに宇宙まで・・・。
年長の息子に読み聞かせたところ
数や科学的な説明は分からないこともあったようでしたが
優しいタッチの絵のおかげで、なんとなくイメージはついたよう。
巨大化するゆうきとお茶目な影ぼうしとのやりとりや、
東京タワーとの戦いなど、冒険の物語として楽しんでいました。
2年生の息子は一人読み。
各ページの隅にある「ゆうきのせのたかさ」解説がツボで
物語そっちのけで、ペラペラッとその箇所を流し読みしたあと、
気になるところをあちこち拾い読みしていました。
大きい数の位や単位が理解できる年齢だと
物語形式の科学図鑑みたいな楽しみ方もできそうです。
巻末には、登場人物のゆうきとはるかが、
宇宙飛行士の毛利衛さんにインタビューするページも!
年齢によって、色々な切り口で楽しめそうな、凝った構成の空想科学絵本。
年長さん位から、小学生位のお子さんに。
大勢に読み聞かせるより、家で好きなように読むのがおすすめです。 (ランタナさん 40代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
|