みんなの大すきなアナグマが、くらいかおでふさぎこんでるって!「つかれて、なにもかも、うんざり」だって! みんなの心配もやくにたちません。そこでモグラはあることをー? ひとはときどき知りたくなるんだ。どんなに愛されているかを、どんなに必要とされているかをね…。
必要とされない人は、誰もいない。
みんなの大好きなアナグマさんが、ふさぎこんでいました。
リスさんやウサギさん、モグラさんたちが心配して来ても、
とっても不機嫌そう。
せっかくのみんなの気遣いも、役にたたないほど。
こんなにアナグマさんの事をおもっているのに、
なぜでしょう?
不思議で不思議でたまりませんでした。
理由がわからないまま、
モグラさんのアイデアで、表彰式パーティをすることになりました。
素晴らしいアイデアでした。
みんなが、それぞれの部門で表彰されたのです。
もちろん、アナグマさんも!
人は、時々不安になるんですよね。
自分は必要な存在なのかどうか。
どんなにそっけない態度をとられたって、
友達なら心配もしてくれるし、友達なら助けてくれる。
アナグマさんは、とってもステキな友達を持っていました。
こんな企画を考えてくれたモグラさんにこそ、
表彰してあげたいと思います。
おすすめは、小学中学年くらいからかな。
友達ってなんだろうと考え出した子に。
娘から、拍手(お気に入りの合図)をもらいました。 (多夢さん 40代・ママ 女の子10歳)
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