大好評!講談社の「狂言えほん」シリーズ 日本の伝統芸能が読みきかせにぴったりの絵本に!
〜「せつぶん」は、こんなお話です〜 節分の夜。「蓬莱が島」から、鬼が日本にやってきました。鬼はひと休みしようと、一軒の民家を訪ねます。そこでは女が1人、留守番をしていました。女は怖がって、鬼を追い払おうとしますが、鬼のほうは美しい女に一目ぼれして、言い寄ろうとします。しかし女に冷たくされ、鬼はついに泣き出してしまいました。それを見た女は、本当に自分のことが好きならばと、宝物を要求します。鬼は喜んで宝物を差し出し、すっかり亭主気取りですが、女は急に豆をまきはじめ……。
●著者からのメッセージ(メールマガジン「講談社絵本通信」より) 登場人物は、鬼と女だけ。狂言の持つ軽やかなユーモアを絵に表すことができるかどうかが、この絵本のポイントだった。大きな体と強い力、強面の鬼が、心をうばわれた弱みでやけに人間くさくなってしまう。逆に弱いはずの女が、心に卑しい鬼の姿を表してくる。その心の移り変わりを浮き彫りにするように、体や顔の表情を描いていくのが大変であった。はたしてうまく表現できただろうかと思っている。(野村たかあき)
狂言と聞くと、伝統芸能で敷居が高いと感じていましたが、こんなお話ならば、ぐっと気軽に楽しめそうですね。
実際に舞台を見に行くことは難しいので、絵本にしていただけると、こどもと一緒に楽しめるので嬉しいです。
人間も鬼も、ぐうたら亭主は追い出される・・・なんて(笑) (なしなしなしさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子3歳)
|