イラストレーターであり、グラフィックデザイナーでもある和田誠の言葉遊び絵本。「マザー・グース」の「Aはアップルパイ」を下敷きにした「アはアップルパイ」ほか9編。
日本人として生まれだいぶんたちますが、日本語をいまだに使いこなせていません。日本語って難しいなあってよく思うのですが、この本を開いて声に出して読むと、「日本語って楽しいね!」って思わず言ってしまいます。
あとがきがあるのですが、この本は,イギリスのマザーグースのような言葉遊びを日本語のなかに生かすことができないかと考えてつくられたそうです。
韻をふんだり、音にこだわったり、数え歌だったり、しりとり風だったりと、言葉でこんなに遊べるものなんだって感動します。
活字離れがすすんでいる昨今、こういった本と出合うことで、言葉の楽しさ、使うことの大切さを今一度考えてみたいと思いました。 (けいご!さん 40代・ママ 女の子13歳、男の子9歳、)
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