
にょきにょきと生長するので、「にょきにょきのき」とよばれる一本の木。 にょきにょきのきは、花を咲かせ、実をつけ、それらが散った後も、新たなつぼみを生みだしていく。どんどん大きくなっていくにょきにょきのきは、やがて……。 斉藤洋と高畠純が贈る、限りなく続く「誕生」の物語。
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にょきにょきのきのめが伸びて大きくなって
花が咲き、実がなり、水を生み出し、木が成る。
にょきにょきのきに実ったのは木、動物、人間。
さらにビル、車、飛行機。
この”き”はまさに文明そのもの。
アダムとイブのお話より先に
この絵本を知った子はきっと
人間はにょきにょきのきから生まれた
と語るでしょう。
最後になった実が宇宙へ飛び出し新しい星になります。
そしてまた新しいにょきにょきのめがでました。
新しい星もまた地球のような星になるのか
想像は膨らみます。
3歳の娘は大変気に入り、もう一回、もう一回と
寝る前に3回も読みました。
久々のアンコール絵本でした。 (事務員さん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)
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