ふわふわでころころ、可愛い子犬のころわんは小さい子どもたちにも人気者です。 あれあれ?でも今回のころわんは、もっと小さなあかちゃんねこに出会ったみたいですよ。
ころわんが公園に遊びにいくと、ベンチの下から小さな声が聞こえてきます。 「みゅう、みゅう、みゅう」 あかちゃんねこは、鳴きながらころわんのそばにやってきます。 「やめてよ、ぼく、おっぱいでないんだよ。おかあさんのところへいきなさい、ね。」 それでもついてくるこねこ。とうとうみずたまりでばしゃん! どうやらこの子、迷子になっちゃったようです。 そこでころわんは、こねこをつれて一緒におかあさんを探しにいきます。 ちょっとお兄ちゃん気分のころわん、無事に見つけてあげることができるのかな。
まだまだ幼いころわん。でも、自分より小さくてか弱い子に頼られるのも悪い気はしない。 「おにいちゃんなんてよばれたの、はじめて」 そう言って照れくさそうにしているころわんの気持ち、よくわかるよね。
「ころわん」シリーズが長く愛され続けているのは、その一話一話に子どもたちの健やかな成長を願う作者の思いが込められているから。優しく包み込むような眼差しを感じることができます。 今作のちょっと頼もしいころわんも、また魅力的ですよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
公園で迷子になった赤ちゃんねこを見つけたころわんは、ちょっとお兄ちゃん気分。いっしょにお母さんを捜してあげますが…。
可愛い可愛いころわんに一目ぼれして、図書館でシリーズを読破してしまいました。
最近うちのお兄ちゃんは2才になる弟にじゃまされたりつきまとわれたりでうんざりしていたようなので、あえて大好きなころわんが「おにいちゃん」という本を読みました。
戸惑いや失敗もあったけどがんばるころわん、本当の兄弟ではないけれどちいさなこねこに「おにいちゃん」とよばれ照れくさそうな、うれしそうなころわんをみてにっこりしていました。
うちのお兄ちゃんもはじめて「おにいちゃん」と呼ばれたときこんな顔してたな〜。子供も子供なりに何かを感じたらしく読み終えたとき「ぼくもやさしいお兄ちゃんになる!」といったのを聞いて絵本ってすごいと思いました。 (ひろゆうさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子2歳)
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