ふとしたはずみですねてしまった男の子スピンキー。心をつくしてわびる家族との和解のきっかけも失いそうになりますが、よいことを思いつきます。オチも痛快。
3人きょうだいの末っ子、スピンキーがへそを曲げて家から飛び出してきました。
ねえさんが謝っても、にいさんが機嫌をとっても、母さんが優しくキスをしてくれても、スピンキーの機嫌はなおりません。
仲良しの友達がやってきても、父さんが説教しても、おばあさんがプレゼントを持ってやってきても、効き目はありません。
強情なスピンキーにそこまですねなくても、という思いと、でもエスカレートしてしまって、かえって謝れなくなる、という思いもよくわかるわ〜など、読者の心理をしっかりとらえます。
ほほえましいラストシーンに、ほっと一安心します。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子8歳、女の子3歳)
|