子鬼たちは父さんから太鼓をもらいました。「まつりのたいこだ、ドンドンドン」力いっぱいたたくと、魔神たちがあらわれます。海からは竜神、野原からはべろべろ、山からは山神、森からは黒魔神。ダイナミックでユニークな魔神や、可愛い子鬼の対比が印象的です。コラージュを使い、独特の世界が広がる第26回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞作品です。
内表紙から物語は始まります。
父さんからもらった太鼓を鬼の子たちが鳴らすといろいろな神様が登場します。
なかなか迫力のある神様たちですが、鬼の子たちは神様たちと戯れ、
神様の力を授かるのです。
独特のコラージュの絵、リズミカルなストーリーの展開。
やはり音読で味わいたいです。
様々な擬音は読むのが少し難しいですが、
絵からのインスピレーションを感じると、不思議とそれっぽく発声できます。
小さい子からでも、音の面白さで楽しめると思います。
もちろん、不可思議な絵もたっぷりと楽しんでほしいです。 (レイラさん 40代・ママ 男の子17歳、男の子15歳)
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