このごろ、たあくんは何でも聞きたがります。なんでもね。 「ねえねえ、かあさん たあくんととうさんとどっちがすき?」 「それはね・・・」 たあくんはうれしくて、かあさんのほっぺにちゅうをしました。
とうさんにも、ねこのみいみいにも、おばあちゃんにも聞きました。 おばあちゃんがたあくんに聞いてみると・・・。
いい味でてます。思わずにっこりしちゃいます。 ないしょないしょで、うれしくてちゅう、っていうのがいいですよ。
内田麟太郎さんと長谷川義史さんのコンビでお届けする一冊。あたたかな言葉のリレーが、心にしみます。ストーリー性あふれる絵の世界には何度見ても新しい発見があり、ドキドキします。ぜひ、親子で、いえいえ、家族そろって、この絵本を開いてみてください。楽しい時間を過ごせること間違いなし!
言葉が通じるようになると、子どもがちが一番気になることは、『パパとママがどれだけ自分のことを好きか』ってこと。
「みんなには内緒だけど、あなたが一番よ」なんて、いわれたら、子どもは大喜びしますよねぇ?
この絵本の主人公たあくんも、そんな一人です。
ママの側へ行っては、「とうさんと たあくん どっちが いちばん すき?」と聞き、パパの側へ行っては、「たあくんと かあさんと いちばん どっちが すき?」と聞きます。
じゃぁ、たあくんは誰が一番好きかというと、(おばちゃんが最後にそっと聞くんです)お隣のえみちゃんだとか!
う〜ん。子どもって、ずるい!!
ストーリーも、とてもよかったけれど、長谷川義史さんの、特別かっこいいわけでもないお父さんと、ごくごくどこにでもいそうなお母さんなど、アットホームな日常の絵が、すごくよかったです。
私は特にお父さんとたあくんが一緒に脱衣所にいるシーンが好き!
絵本でお父さんのわき毛を出しているのはこの絵本くらいじゃないかしら〜?(^^)
(てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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