小さな兄姉たちは、弟が障害児だといわれたときの反応を、無邪気な絵と文で描きました。母親と兄姉たちがつくった、弟への愛の絵本。
日本産の障害児を扱った本はまだまだ少ないのが現状でしょう。
この絵本はスウェーデンのスベドベリ一家の記録です。
スベドベリ家の5番目のこども、トビアスはダウン症という障害と共に生まれてきました。
障害があるなら、と両親はトビアスを施設に入れるかどうか他の4人のこどもたちに相談します。
相談するというところが、こどもたちを信頼しているなぁって思います。
トビアスを施設に入れるという案に4人のお兄さんとお姉さんは大反対!!さぁて、その理由は??
余談ですが、トビアスをこの世に送り出し、一家に迎え入れるためにこどもたちと真剣に向き合ったこのすばらしいお母様はトビアスが2歳の時に亡くなられたそうです。
幼い子供たちには難しい内容だとは思いますが、小学生、中学生にも自身を持って進められる作品です。 (Queiquitoさん 20代・せんせい )
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