
まちがって雪山においてけぼりにされてしまったねこのヘンリーが、なんとスキーでやまから降りてきちゃったというお話。はたして家族に会うことができるのでしょうか。

このシリーズのクリスマスのお話を読んだことがあり、シリーズがあるのは前から知っていました。
ある講座で少し大きめのお子さんの読み聞かせに向く本として紹介され、読んでいなかったこのお話を読んでみると、なるほど。
読み聞かせには、10分から11分ほどありますが、ショートフィルムを見ているような動きとドキドキハラハラなストーリー展開がありました。
絵もとても美しくヘンリーのその時々に見せる動きやしぐさからヘンリーのその時の気持ちもよく伝わってきます。
取り残されたことを知ったヘンリーが果敢にもスキーに挑戦。実際にはあり得ないことですが、このお話の中のヘンリーならいかにもやりそう。
そんな実行力と好奇心と賢さを兼ね備えているような気がしました。
絵本としては長めですが、その分読んだ後の満足感があるのも長いお話ならではだと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子11歳)
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