
モンゴルの遊牧民の女の子・マラルは、草原が大好き。ヒツジの世話や水汲みも楽しい仕事です。兄さんは都会に出て、草原に戻りません。マラルは期待と不安を胸に、初めて街へ行きます。現代の遊牧民の生活を描いた力作。

都会に出たいという兄バヤルへの、妹マラルの想い。
「モンゴルのかぜはいちばんきもちがいいとおもうけど」
というマラルの独り言が切ないです。
遊牧民の生活様式は今や貴重です。
大草原の風や、みんなで組み立てるゲル(丸い屋根の家)、
馬のフンを入れるストーブ、ヤギの乳・・・。
羊と共に生きる人々がこの世界にいること、
子ども達にも是非知ってほしいです。 (レイラさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)
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