アリさんたちがバスに乗っておでかけです。 がたがた ごとごと ぶーぶー ぶーぶー 何だか随分でこぼこ道を走っているようですが? 画面をずーっと引いてみると・・・あ、そこは何とワニの背中! それはそうなりますよね。 アリさんですから。何しろ小さいですからね。 おや、今度は随分と高い山が二つ見えてきましたよ・・・。
アリさんを乗せた赤いバスは、山や森、それからものすごい坂、 次から次へ険しい場所を進んでいきます。一体そこはどこなんでしょう?
それにしてもこれだけ色んな道を走った後だというのに、アリさんたちのすっきりとした顔! 完全に楽しんでいるんですね。自分たちの小ささを生かしきった、なかなか高度な遊びです(笑)。 ページをめくるたびに出会う発見が楽しいですよね。そして必死で運転する小さな赤いバスと、大きな大きな動物たちののんびりした様子。この組み合わせの面白さは、小さな子どもたちも一目見て気に入ってしまうに違いありません! 可愛い可愛い赤ちゃん絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
アリさんたちを乗せた真っ赤なバス。 どこを走っているのかな…!?
ページをめくるたび楽しい発見が! 第3回MOE絵本屋さん大賞第1位絵本 『うんこ!』の作者が描く、 赤ちゃん絵本の新定番。
本屋さんで真っ赤なバスと、バスに乗るアリの表情に目を奪われました。2歳の息子も、「これ、ボクの!」とすぐに抱えて離しません。
「アリがバスでおでかけです」と、4匹のアリを乗せたバスが進むのですが、なんだか道がへんてこに。でこぼこ道だと思ったらそこはワニの背中だったり、山だと思ったら、らくだのこぶだったり。「そういうことか」と分かってきたら、次は何だか予想するのが楽しくなって、わくわくしながらページをめくりました。
何度も読んでいて、もうどこを走っているのかの答えを知っているのだけれど、子どもは「ワニ!」「らくだ!」「ゾウ!」とか嬉しそうに何度も答えて喜んでいます。読んでいる私も、なんだか楽しくなる絵本です。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子5歳、男の子2歳)
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