アナベルのけいとは、ふしぎなけいと。編んでも編んでもなくならない。 自分の服を編んでも、クラスみんなの服を編んでも、町中の動物たちの服を編んでもなくならなかった。そこで…。
毛糸がいくら編んでも無くならないことはもちろんですが、アナベルの編み物のスピードと技術が驚きでした。
それも、不思議な毛糸の魔法の力なのでしょう。
最後の方で、王子が箱を手にするあたりから文章が少なくなり、絵の情報でストーリーが続きます。
その場面にかえって、ぐっとひきつけられました。
幸せという結末ですが、アナベルも他の登場人物も微妙な表情で、どこかクールな印象も感じるお話でした。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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