むかしむかし、ある国の王さまの夢に、神様の使いが現れて言いました。 「おまえに むすめを さずけよう。 だが、ひめには まほうが かかっている。 そのまほうが とけなければ、このくには ほろびてしまうだろう」
夢から覚めて、庭に行った王さまは、 葉っぱの上の、ちいさなおひめさまと出会います。 おひめさまをお城に連れていき、お妃様と一緒に大切に育てますが、 ちいさなおひめさまはどんどんどんどん大きくなり、 とうとう、お城で一番高い塔を「ドッカーン!」と突き破ってしまうのです。 おひめさまに掛けられた呪いを解く方法とは? おひめさまは元の大きさに戻ることができるのでしょうか…。
『ちいさなおうさま』を読んだ方は気づかれたかと思いますが、 この『おおきなおひめさま』は、『ちいさなおうさま』の続編…というよりも、 スピンオフ的な作品。 王さまの寂しさを癒してくれたおひめさまに、こんな過去があったなんて…とビックリする方も多いのではないでしょうか? 『おおきなおひめさま』1冊でも楽しめますが、『ちいさなおうさま』と一緒に読むと、より一層おはなしの世界に入っていけると思います。
(木村春子 絵本ナビライター)
『ちいさなおうさま』にでてくるおひめさまのお話し
小さかったお姫さまがあっというまに大きくなり、お城の塔にも入りきらなくて……どうしましょう! シンプルであざやかな絵本。
以前発売された『ちいさなおうさま』に出てくるお姫様のお話。
1ページごとにデザインされた素敵な絵本。
コラージュあり、仕掛けありで、お話も意外性があってとても楽しいです。
縦長の変形型で『ちいさなおうさま』と『おおきなおひめさま』を対にして読むとより深く楽しめると思います。
(ふりかけごはんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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